川崎医療福祉大学保健看護学科は、2024年に創立30周年を迎えました。
1991年4月に川崎医療福祉大学が開学〔医療福祉学部(医療福祉学科・臨床心理学科)、医療技術学部(医療情報学科・感覚矯正学科・健康体育学科・臨床栄養学科)の2学部、6学科でスタート〕した4年後の1995年4月に医療福祉学部に保健看護学科は開設されました。定員50名で産声を上げた学科は、2010年度に定員は100名、さらに2019年4月には保健看護学部保健看護学科(定員120名)に改組されました。定員増にともなう実習室の増新設、川崎学園の2病院の看護部長が特任教授として在籍し、臨床看護師と教育機関の看護教員の協働のもと同じ目標に向かって教育(ユニフィケーション)の導入や人事交流もなされています。川崎学園ネットワークを利用した最先端かつ高度な臨地実習をおこなえる強みがあります。「看護とは」を問いかけながら新たな力を身につけ、未来の看護をリードしていく人材が育っていく教育機関であり続けられます様に、力を尽くして参りたいと思います。
地域の皆様をはじめ関係の皆様に感謝申し上げます。今後も引き続き、変わらぬご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
【記念講演会】
創立30周年を記念して、講演会を開催し、学部生、大学院生のほか、県内外から多くの皆様にご参加いただきました。
記念講演として、国際医療福祉大学大学院副大学院長、元日本看護協会会長の福井トシ子先生を講師にお迎えして「これからの看護職に求められること」をテーマに話していただきました。 どの年齢の参加者にもとても理解しやすく、成長体験の振り返りを行い、「ありたい自分」に近づけていく人生100年時代の自分の生涯設計するためのヒントとなるお話がたくさんありました。生涯学びつづけることの必要性、人生のさまざまな時期に、どのような生き方をしていくのか、働き方をどのようにするのか等、それぞれの立場で考えることができました。人生100年時代をよりよく生きるための知恵やヒントがたくさん盛り込まれた充実した内容で、参加者で楽しい時間を共有できました。
【卒業生との交流会】
記念講演会の後に卒業生と教員との交流会をいたしました。
同窓会支部長の挨拶をはじめ、同窓会の歩みについても紹介がありました。多くの方々が参加してくださっていて、世代間の交流や専門領域での情報共有など、仕事や大学時代の思い出、年代によっての変化に驚き、あちこちで笑いが起こっていました。年齢や職場、地域を超えて今後に繋がる出会いもあり、つながりを参加者が感じることができた交流会でした。
【保健看護学科30周年記念誌】
川崎医療福祉大学同窓会をはじめ多くの方々のご支援によって、保健看護学科の web 版の記念誌を作成することができました。以下のURLまたは二次元バーコードから閲覧ください。
2024年9月吉日 保健看護学科 30 周年記念誌担当