イベントEvent

2024/04/19 川崎学園入学時合同研修を開催しました

「人間(ひと)をつくる 体をつくる 医学をきわめる」

この建学の理念のもと、未来の医療・医療福祉を担う若者の育成に努めるべく、創設者の川﨑祐宣先生は、1970(昭和45)年に川崎医科大学、1973(昭和48)年に川崎医療短期大学、1974(昭和49)年に川崎リハビリテーション学院、そして、「医療と福祉は一体でなければならない」という医療福祉の理念につながる信念により、1991(平成3)年には川崎医療福祉大学を開設しました。現在、毎年多くの若者が、将来の医療福祉現場を担う各施設の門を叩きます。

本学では、新入生を対象としたオリエンテーションや初年次教育プログラム「スターツアワー」として位置付けた授業を通して、建学の理念や医療福祉の概念について理解を深める取り組みを実施しています。その一環として、今年度は4月13日(土)に「川崎学園入学時合同研修」が行われました。本研修は、川崎医科大学、川崎医療福祉大学、川崎医療短期大学、川崎リハビリテーション学院の4施設合同で行われ、川﨑祐宣記念講堂に新入生が一堂に会しました。

現在の医療福祉現場では、多職種連携を遂行できる実践力や相手を尊重するコミュニケーション能力が求められています。本研修は、各専門分野の医療福祉人が協働・連携して質の高い安全な治療やケアを提供するチーム医療の一員としての自覚を持ち、患者や利用者等のニーズに寄り添い、将来にわたって地域の医療福祉を守っていけるスペシャリストを育てるための導入プログラムとして位置付けています。

<構成>

第1部
川崎学園のあらまし
オープニング
開会挨拶:川崎リハビリテーション学院 花山耕三学院長
創設者川﨑祐宣名誉学園長の紹介
講話:黒住教名誉教主 黒住宗晴先生
学園施設の紹介
休憩
ストレッチ体操
第2部
多職種連携へのいざない
卒業生からのメッセージ
私が目指す医療福祉人(自己紹介)
講義・実習の紹介
閉会挨拶:川崎医科大学 砂田芳秀学長

新入生たちは、川崎学園創設の理念、黒住宗晴先生による川﨑祐宣先生に関する講話を聞き、川崎学園が医療福祉人の育成に包括的に取り組む施設であること、そして医療福祉が多様な専門的職種の連携によって成立するということを理解する貴重な機会を得ることができました。また、実際の医療福祉現場で働く卒業生からのメッセージや講義・実習等の紹介を受け、今後の学生生活のモチベーションの向上につながったようです。さらに、異なる施設の学生同士による交流(自己紹介)は、将来医療や医療福祉に関わろうとしている仲間の存在を知るきっかけになりました。本研修を新たなスタートとして捉え、今後多くの仲間とともに切磋琢磨して学んでいってほしいと思います。