臨床工学科4年生の髙部美里さんが電子情報通信学会中国支部奨励賞を受賞しました。本賞は、2020年10月24日に岡山県立大学でオンライン開催された2020年度(第71回)電気・情報関連学会中国支部連合大会の発表講演206件の中から20名程度に受賞されるもので、発表者の多くが情報工学を専門とする大学院生で占められている中での快挙です。髙部さんは、冠動脈画像における血管径可視化手法の高速化を指向として、近年ICチップ内のコア接続技術として注目されているNetwork on Chipを利用した血管径の計測手法を提案しました。これに基づいたシミュレータを開発し、計測に関する性能評価を行った結果、ICチップ上で極めて高速に血管径を計測できることが示唆されました。本研究の成果は、医用画像診断をより高速・高精度に実現できる可能性を秘めており、今後の更なる応用・発展が期待されます。
髙部 美里「Network on Chipに基づく血管径可視化手法のハードウェア化に関する基礎検討」
