国際交流 News&TopicsNews&Topics

2014/04/01 カナダ ヴィクトリア大学短期語学研修、無事帰国しました

カナダVictoria大学の語学研修を終え、3月30日(日)、22名と共に無事帰国いたしました。
留学先VictoriaはBritish Colombia州の州都であり、英国ヴィクトリア女王の名に因んだ都市名からもわかるとおり、英国色の強い町です。 同時にカナダ建国の歴史を反映し、クレジットカード使用の際、英語かフランス語かを選択するなど、公的表記にはフランス語が併用されることが通例です。先住民族コーストサリッシュ族の伝統文化、1850年代のゴールドラッシュにおけるアイルランドからの移民の流入など、文化的、歴史的に多様性に富む町です。
4週間の滞在中、学生達は、それらの文化や歴史に生活を通してふれました。それは同時に、合わせ鏡として、外から、日本、さらには、自分自身について考える機会となったことでしょう。
世界にむかって、自分を開くには、まず、toolとしての英語が必要であり、人々の多様性を理解して、寛容さをもって、多角的に多面的にものをみることの重要性を肌で感じ取ってきました。そして、自分自身のrootsやidentityについて再確認する中で、教養を身につけ、日本人として、語るべきものを持つことの大切さを痛感したはずです。究極のところ、問われたのは、「自分は何者か」という大きな命題だったに違いありません。その答えを探す次の旅が、これからの学生生活です。
飛び立った飛行機の窓から、Vancouver Island(Victoriaはその南端)を見下ろすかれらの横顔は、凛々しく、また清々しく見えました。
この研修の実施にあたり、ご支援を賜りました多くの教職員に、心からお礼申し上げます。

(引率教員:柏原洋子)