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2013/03/18 カナダ ヴィクトリア大学短期語学研修途中経過

3月3日に日本を出発し、ヴィクトリア大学での語学研修が始まって早くも2週間が経過しました。学生たちは、ホームステイをしながら通学、課題、たくさんのアクティビティへの参加と盛りだくさんな毎日を過ごしています。海外初渡航の学生もおり、出発前には不安を語っていた彼らですが、すっかり顔つきが変わり、毎朝の出欠確認では良い笑顔を見せてくれます。
私は毎朝「元気?困っていることはない?」と彼らに聞きます。すると不思議なくらい返事は「ノープロブレム」なのですが、雑談の中では文化の違いやホストファミリー内でのルールに戸惑いを感じたり、授業や町中での行動で困った、といったエピソードが必ず出てきます。しかし、続けて彼らが口にするのは「まあ、こういうものかと思って○○しました」という言葉で、柔軟に対応できている様子に感心しました。ヴィクトリアの方々は、大学内のみならずどこでも大変親切に対応をしてくださいます。たとえ英語がつたなくとも、こちらの言いたい事を理解しようと笑顔で応じてくれる姿勢に、彼らのチャレンジ精神が上手く刺激されているのではないかと感じました。
また先日は、ちょうど1日違いで20歳の誕生日を迎えた学生2人の誕生日パーティが行われました。学年も学科も違い、1か月前までは見ず知らず同士であった彼らがカナダで良き友人となっている様子に、胸が暖かくなりました。SNSや無料通話アプリケーションなど様々な手段を使い、お互いに上手くコミュニケーションを確立できているようです。
研修は残り半分となり、「帰りたくない」と言った声も聞かれるようになりました。もっと、という欲求が出てきたのは彼らがヴィクトリアでの日々に手応えを感じている証拠かと思います。最後まで有意義に過ごし、確かな自信を手に入れて帰国できることを願っています。

(引率教員 医療福祉デザイン学科 助教 岩藤百香)