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2006/09/20 「ショプラー先生を偲ぶ」 本学客員教授・ノースカロライナ大学 TEACCHプログラム創設者

去る9月7日、ノースカロライナ州チャペルヒルにある教会で、7月7日に急逝されましたTEACCHプログラムの創設者で本学客員教授であったエリック・ショプラー先生のお別れ会がしめやかに執り行われました。その中で、長年、ショプラー先生と共同研究してきた本学の佐々木正美特任教授が参列した関係者を代表してご挨拶をされました。

佐々木教授の話では、たまたま、亡くなる前日に奥様のマーガレットさんからのお手紙が届いたそうです。そこにはかなり状態が思わしくない旨が書かれていたということで、電話をしたところ、すでに、ショプラー先生は電話口に出ることができる状況ではなかったそうですが、家族のように親しく交わられてきた佐々木先生からのお電話は、ショプラー先生にとっても大きな慰めとなったことと思います。本年度、本学TEACCH部では6月頃に、ショプラー先生をお招きし、公開講座等いくつかのプログラムの開催を計画しておりましたが、春先から体調を崩され、療養が必要な状況であると伝え聞いておりましたので、今秋に延期して開催をと準備を始めようとしていた矢先の急な知らせでした。

ショプラー先生は、ノースカロライナ大学を退任される挨拶の中で、「これからは川崎医療福祉大学で仕事をする」旨のお話をされたそうです。また、現在のTEACCH部の総責任者であるメジボフ教授からは、ショプラー先生は1年の半分は日本で仕事 をするつもりでいたようだとの話を伺い、ショプラー先生が本学での仕事に対する意気込みが知らされたことで、改めてこの世界的な損失の大きさを感じざるを得ません。心からご冥福をお祈りしたいと思います。

川崎医療福祉大学 TEACCH部

助教授 小林 信篤