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2017/05/08 2016年度上海中医薬大学研究生の帰国

2017年5月8日(月)11:00から本学、医療福祉マネジメント学医療福祉経営学科での研究生としての研修を終えた、研究生 周文君(ジョウ・ウェンジュン)さんの修了証書授与式が学長、医療福祉マネジメント学部長、医療福祉経営学科長、事務部長、学生課長参列のもと厳かに挙行されました。学長からの証書授与、励ましの言葉の後、昨年5月からの1年間の研究生としての研修を終えた周文君さんから次のような挨拶がありました。

周文君さんの挨拶


周文君さん
本日は、私のために、このような修了式を挙行していただき、誠にありがとうございます。
大学時代から、日本のアニメに興味を持ち、日本語の勉強を始めました。これがきっかけで日本に関心を持ち、このたびは、貴重な研修の機会が私に与えられたことに心から感謝いたしております。
日本に来てそろそろ一年になりますが、すべて昨日のように感じております。この間の素晴らしい出逢いの数々に思いを馳せると、岡山で、川崎医療福祉大学で過ごした時間は自分自身の人生にとって欠くことができない1ページであったことに、疑いの余地がありません。
この一年間、医療福祉経営学科の研究生として、医学入門概論から臨床医学、医療福祉マネジメント総論や医療関係法規、様々な授業を聴講してまいりました。それを踏まえ、製薬会社や調剤薬局、旭川荘を見学した経験から、日本の医療・福祉に関する先端医療技術、社会保障制度、医療関係法規、病院の経営などの知識と現場の全体像が頭に浮かんできます。
同時に、中国の医療保険制度の変遷について研究し、日本との違いについて学科内での勉強会で情報交換をしてまいりました。その中で、学科の先生方からいろいろなご指導やご協力をいただき、心から感謝しております。帰国後はここでの経験を活かし、「理学」と「医学」、そして「社会科学」の融合を通じて、激変する情報社会で、国際的な視野を備えた人材として活躍していく所存です。
一方、日常では文化や食事、マナーなどの戸惑うことも多々ありましたが、学科の先生たちから日々、関心を持って励ましていただき、ゆっくりと留学生活に慣れることができました。
昨年、理事長の川﨑誠二先生にご挨拶に伺った折、「ここでの一年間を楽しみに過ごしてください」とのお言葉をいただきました。今振り返れば、川﨑先生のお言葉に応えられたように感じております。毎日が有意義で、来て良かったと本当に心から思いました。そして、何よりも、日本のみなさんの優しさや温かさを感じました。
最後になりましたが、今までご指導下さった先生方、様々な場面で私を支えて下さった学生課と経営学科の皆様、共に生活を過ごした友達、もくもくと私の海外研修を支えてくれた家族、友人、そして職場の方々、お世話になった全ての方にもう一度、深く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

2017年5月8日
研修生 周文君