2025/12/17
岡山心理学会第73回大会で臨床心理学専攻の大学院生3名が発表奨励賞を受賞!

手前左より:奥野優太、上原昇馬、織部清太郎
奥左より、武井祐子(臨床心理学科 教授、指導教員)、門田昌子(同・准教授、指導教員補佐)、山根嵩史(同・講師、指導教員補佐)、谷原弘之(同・教授、指導教員)、今里有紀子(同・講師、指導教員補佐)
2025年12月6日に開催された岡山心理学会第73回大会(会場:川崎医療福祉大学)において、臨床心理学専攻修士課程2年の上原 昇馬さん、奥野 優太さん、織部 清太郎さんが発表奨励賞を受賞されました。上原さんは昨年度に続き2年連続の受賞となり、さらに同一大学から同時に3名も受賞したのは、学会としても初の快挙となります。
上原さんの発表題目は「いきいき働く学生とそうでない学生は何が違うのか ―ワーク・エンゲイジメントの個人差要因としての承認欲求と目的意識―」(谷原弘之 教授、山根嵩史 講師との連名発表)で、アルバイトをする学生がいきいきと仕事に打ち込む(ワーク・エンゲイジメント)ための要因を明らかにした研究です。「アルバイト先での承認欲求」に着目した研究と「アルバイトに対する目的」に着目した研究の二つを行い、それぞれの側面からワーク・エンゲイジメントを検討した点が評価され、受賞につながりました。受賞後、上原さんからは「これからも学生がいきいきと働ける環境や心理的要因を明らかにし、実践につなげたい」という研究への熱意が語られました。
奥野さんの発表題目は「親子相互交流療法のホームワーク継続における動画視聴の効果及び視聴行動の規定因の検討」(武井祐子教授、門田昌子准教授との連名発表)で、臨床現場での問題意識を出発とした研究で、遠方に住む養育者や専門的支援へのアクセスが困難な家庭への適用可能性を検討し、臨床的な研究としての重要性とともに今後の発展の可能性が評価されての受賞となりました。受賞後、奥野さんからは研究の指導とともに、PCIT認定セラピストとしての成長を支えてもらった指導教員と副指導教員への感謝とともに、科学者―実践者モデルが体現できるよう、今後の臨床実践と研究継続についての抱負が語られました。
織部さんの発表題目は「不登校児の養育者が親の会に参加するまでの心理的過程及び情報提供支援の在り方の検討」(谷原弘之 教授、今里有紀子 講師との連名発表)で、養育者が親の会に参加するまでの心情を明らかにし、その心情に応じた情報提供支援の在り方について検討した研究でした。養育者の心理的過程を明らかにした研究が評価され、受賞につながりました。受賞後、織部さんからは「研究の意義が世間に広まり、養育者支援の一助になってほしい」という熱意が語られました。
上原さん、奥野さん、織部さんの今後の益々のご活躍を祈念しております。