本学では、初めて川崎医療短期大学を会場とした市民公開講座を開催しました。1月14日(土)に「介護力を高めるヒント~より良い介護のために~」をテーマとして行い、52名の参加がありました。
開催に当たり、今回のコーディネーターである飯田淳子社会連携センター長が挨拶をされ、司会を務めた作業療法学科の大野宏明教授が講師の紹介を行いました。
初めに、作業療法学科の小野健一准教授が「在宅介護生活を継続するための家族に必要なこと」と題し、在宅介護を続けるコツや介護からくるストレスの対処法について話されました。また、車椅子を用いて動作介助のコツを実演されました。
次に、理学療法学科の小原謙一教授が「椅子上での在宅生活を快適にするためのシーティングのコツ」と題し、長時間座りっぱなしになると、膝が伸びなくなる、筋力の低下、腰痛などの原因につながると話され、椅子を使いながら正しい座り方を説明されました。
最後に、言語聴覚療法学科の太田信子准教授が「認知症高齢者の介護者へのコミュニケーションアドバイス」と題し、認知症の方とのコミュニケーションについて、具体例を挙げ、認知症の方を不安にさせない正しい対応の仕方を紹介されました。
参加者は「今後の介護にとてもためになった」「認知症の方との関わり方が参考になった」など、皆さん満足された様子で会場を後にされました。
次年度も引き続き、市民公開講座を開催する予定です。