視能療法学科 学科ニュースNews

2022/08/24 公開セミナー 視能訓練士と学ぶ『視能の体験教室』~知って得する「目」の話~を行いました

8月7日に、公開セミナー 視能訓練士と学ぶ『視能の体験教室』~知って得する「目」の話~を開催しました。

午前中は、小学生を対象に近視や遠視について学ぶために目の模型を作製しました。目の模型は硬い型紙のため大学生でも切るのも一苦労、整形するのも一苦労です。参加者には小学1年生もいらっしゃいましたが、説明をしっかり聴き、はさみを上手に使い、きれいな模型を作り上げていました。作製後は模型を使って、近視や遠視の「見えにくさ」を体験しました。また、近視や遠視の矯正方法を学び、レンズ(眼鏡)によって鮮明にみえることを知りました。

午後は、中学生・高校生を対象にデジタルデバイスが視能におよぼす影響について学びました。近年、デジタルデバイスの使用率が上昇し、眼精疲労や斜視など様々な影響が報告されています。そのため、調節微動解析装置によって参加者の眼精疲労や調節痙攣の有無を確認しました。また、斜視の有無を確認するために眼位検査を行いました。眼位検査は視能訓練士が検査方法を伝え、実際に参加者に測定していただきました。

私たちが日常生活を送る上で視覚から得られる情報量はとても多いものです。今回の公開セミナーを通じて、参加者の方々が少しでも視能について興味をもち、「よくみえる。」「きれいにみえる。」など『視能の質』についても考えるきっかけとなっていただければうれしく思います。