本学では、毎年デンマーク医療福祉研修を実施していますが、残念なことに2年連続中止となりました。

そこで、少しでも世界一幸せの国と言われるデンマークの医療・福祉・文化・価値観を感じてもらえればと考え、今年度は実地研修に代わり、本学学生とノーフュンスホイスコーレ (研修でお世話になっている日本で言う国民学校)の長期留学生とをオンラインで結んで、国際交流を行いました。

参加学生は、本番の約1ヶ月前からデンマークのことを色々と調べ、参加者間で課題を共有し、備えてきました。

開始当初は、教員からのサポートを受けながら、また本学の学生から見ると先輩となる長期留学生の優しさに支えられながら少しずつ交流が進み、デンマークの社会保障に対する国民の考えや幸せの意味、デンマークでの生活や将来の夢などを語り合い、1時間半はあっという間に過ぎていきました。参加学生の中には、将来留学や海外で活躍したいと希望する人もおり、今回の企画が少しでも夢の後押しとなればと思いました。

本交流会が開催されたのは、9月7日です。実は、2年前の9月7日は、当時開催されたデンマーク医療福祉研修の現地での修了式の日でした。2年前の思いを重ねつつ、来年度コロナウイルスの感染拡大が少しでも落ち着き、期待と希望に満ちたデンマーク医療福祉研修が開催されることを願っております。

担当教員：医療福祉経営学科　坂本 圭