9月13日の夜、オーストラリア・グリフィス大学での短期海外研修を終えた10名の学生が、元気に帰国しました。私は9月10日より復路の引率のために合流しました。その日の午前中はナーシングホームを訪問しました。そこでは施設の説明を受けた後、折り紙等を通して日本文化を紹介しました。午後はオーストラリアで働いているソーシャルワーカーと看護師の方からお話を伺う機会があり、両国の医療制度の違いに真剣に耳を傾けていました。この頃には、ホームステイ生活にも慣れ、もう大学構内を迷うこともありません。
帰国2日前、ついに修了式を迎えました。一人ひとり修了証書をいただき、学生が涙ぐむシーンもあり、充実した二週間であったことを物語っていました。その後、先生を囲んでの食事会がありました。その席で学生から先生に感謝の気持ちを伝えるために、手作りのプレゼントを手渡しました。とても喜んでいただき、感動的に幕を閉じました。この留学を通して、学生の中に多様性を受け入れる感性が急速に育っていると強く感じました。

引率教員：リハビリテーション学科 木村大輔