2013年9月29日（日）～10月8日（火）の10日間開催された第5回デンマーク研修に、本学科3年次生（7期生）9名、2年次生（8期生）3名、医療福祉経営学専攻修士課程1年1名の合計12名が参加し、無事修了することができました。
研修内容は、学院長銭本隆行氏の講義に始まり、デンマークの医療・福祉・教育の代表的施設（知的障害者作業所、家庭医、国民学校、病院、知的障害者グループホーム、幼稚園、高齢者センター）の見学を中心に行われました。また、今回の研修では、初めての試みとして、教会を見学し、世界一幸福と言われているデンマークの医療・福祉・教育の素地である文化や伝統、歴史や価値観にも触れることができました。
参加者らは、口々にデンマークで生活してみたいと言っています。デンマークのホテル生活は、インターネットはつながりにくく、テレビも2チャンネルで、しかもドイツ語とデンマーク語が流れ何を言っているか分からないという中で研修生活を送ってきました。それにもかかわらず、デンマークで生活したいという感覚の裏には、必ずしも人間の幸せがモノの豊かさや便利さではないと言うことを、学生一人ひとりが感じることができたことがあるのではないかと思います。
今回の研修を実施するにあたり、多くの方のサポートがあった事を感じております。それに感謝しつつ、今回の研修で積んだ経験を今後の教育活動に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
医療福祉経営学科 准教授 坂本 圭
