2022年4月22日の入学式以降、特定行為研修共通科目のE-learningが始まりました。「臨床病態生理学」「臨床推論」「フィジカルアセスメント」「臨床薬理学」「疾病・臨床病態概論」「医療安全学・特定行為実践」といった科目について学習します。その時間数は、200時間を超えますので研修者自身がタイムマネジメントしながら取り組むことになります。自己との闘いの期間とも言えます。
5月31日には、研修者全員が学内に登校し、E-learningで困っていることなど情報交換しました。そして、主任教員との個人面談がありました。入学式以来の対面でしたがお互いに励まし合って再び地元に戻っていきました。
7月5日からは、E-learningを終え、共通科目の演習・実習に移っていきました。初日は研修者各自の自己紹介(スライドを用いた本課程初めてのプレゼンテーションです)と図書館や構内のオリエンテーションがあり、午後からは、早速授業がはじまりました。
提示された事例についてグループでディスカッションし、それをまとめてプレゼンテーションするという演習と実際に医師や患者等の役を演じながら学んでいくロールプレイングやシミュレーター等を使った実技などが7月15日まで続きました。そして、7月19日、20日と共通科目の筆記試験が実施され、観察評価も含めて全員合格し、共通科目修了が認められました。
7月末から9月上旬にかけては、特定行為研修区分別科目「栄養・水分管理に係る薬剤投与関連」、「循環動態に係る薬剤投与関連」の学習と続いていきます。
川崎医療福祉大学
看護実践・キャリアサポートセンター
センター長 山田 佐登美
臨床薬理学演習:解離定数について先生から説明を受けましたが・・・難しい!
チーム医療実習:多職種になりきってロームプレイをしました。看護師とは違った視点で演じることで、多くの学びが得られました。
臨床推論(医療面接)実習:教員(講師)が患者役となり、医療面接を行いました。
いろんな緊張の中、しっかり問診でき鑑別診断を挙げることができました。
フィジカルアセスメント(呼吸)実習:呼吸音聴診シミュレータ(ラングⅡ)を使用して異常呼吸音について学びました。
フィジカルアセスメント(呼吸2)実習:風船と水風船を使って、通常時と水様物で満たされている時の音の違いを体験しました。
フィジカルアセスメント(循環)実習:フィジカルアセスメントトレーニングモデル(フィジコ)を使用して心音について学びました。ぜひ臨床でも活用できると良いですね。