看護師特定行為研修を含む認定看護師教育課程

臨地実習終了、実習成果発表会開催

オミクロン株新型コロナウイルス感染が急速に拡大し、各都道府県が相次いでまん延防止等重点措置を取る中で、クリティカルケア分野17名、心不全看護分野16名の臨地実習が終了いたしました。臨地実習は、それまでの全教科目評価に合格していることが要件です。2022年1月18日(火)~同年2月15日(火)の20日間でしたがどの実習施設でも中断することなく、実習を継続できました。また、コロナ禍で家族との面談もままならない患者さまにおかれましても受持ちをすることをご快諾いただきました。本当に有難いことです。改めて感謝申し上げます。

実習後は、1事例をまとめ実習成果として、2022年3月1日(火)に心不全看護分野、翌日の3月2日(水)にクリティカルケア分野が臨床講義棟で発表いたしました。実践を可視化(言語化)することは容易いことではありませんが教員のサポートを受けながらケースレポート(抄録)と発表のためのスライド、発表原稿を作成して臨みました。学会方式で総合司会、座長、タイムキーパー、照明担当など、研修者間で分担し、二分野が協力し合って進行していきました。

研修者は、緊張で少々固くなっていましたが発表後も活発に質疑応答が行われました。各実習施設の臨地実習指導者もオンラインで参画し、ご意見・ご助言をたくさん頂戴いたしました。

最後は、教員からのコメントで締めくくられ、集合写真を撮り、互いに労をねぎらいました。

川崎医療福祉大学
看護実践・キャリアサポートセンター
センター長 山田 佐登美

心不全看護

今年度は新型コロナウイルス変異株が、臨地実習開始時期に感染拡大し、実習の緊張だけでなく感染への不安も抱えながらの実習でした。このような情勢下で実習を受け入れてくださった施設様、実習指導者様へ心より感謝申し上げます。

臨地実習では、全人的に患者さんを捉えること、看護上の問題・目標は何か、そのためのプランをどうするかなど、認定看護師を目指す者としての視点で看護過程を展開することに、大変苦悩していました。統合演習では、その学びを上手く言語化できず、涙を流しながらも必死に前に進もうとする姿がありました。「自分の行った実践が患者にどのような反応をもたらしたのか」そこの内省がとても重要です。臨床に戻って、この実習及びケーススタディでの学びが、研修者の皆様にとって新たな気づきに繋がると信じています。

自分には何ができるか、何を求められているか、リソースナースとして、点滴穿石の気持ちを忘れず、今後も邁進していってください。皆様が、今後の循環器看護領域でご活躍されることを心からお祈りしています。

終了後の記念撮影

発表会終了後には皆とても良い笑顔です。臨地実習、統合演習期間で苦しんだ経験は、必ず皆の糧となっています。この経験を今後の実践に活かしてくださいね。

16名全員揃って発表会を迎えることができ、実習中からご指導賜りました指導者の皆様には心より御礼申し上げます。

クリティカルケア分野

クリティカルケア分野は、集中ケア認定看護師と救急看護認定看護師が分野統合し、特定行為研修を組み込んでいます。集中治療室や救急外来という「場」に拘らず、あらゆる場における生命の危機的状態にある患者さんとご家族にフォーカスを当てている分野です。このため守備範囲が広く、それぞれがこの中で「サブスペシャリティー」を持つことが求められています。座学を通して学んできた専門知識の中からそれぞれが実践したい課題をもって挑んだ臨地実習でした。症例をまとめるプロセスでは、患者さんとご家族の反応を丁寧に紐解き、自分が行った看護の意味付けを行ったその集大成として成果発表会を迎えました。

しっかりと準備し、学会さながらのスタイルで始まりました。総合司会の挨拶の声から緊張感が会場全体に伝わります。

多くの時間を費やして作成した発表スライドと原稿。「何を問題だと考えその実践を選択したのか?その根拠は何か?」この答えを発表の中で出せる、立派な発表でした。

実習指導者のみなさまは一日中リモートで参加をいただき発表後はコメントをいただきました。また、担当した研修者以外の発表に対する質問もあり、嬉しそうに焦る研修者が印象的でした。研修者は指導者さん方に、「なりたい認定看護師」の理想像を抱き、認定看護師になる自分の未来への希望と期待を感じる体験となりました。

ありがとうございました。

無事発表を終え、眩しい笑顔がはじけました。お疲れ様でした。