公認心理師資格取得に向けた大学院等の出願を希望する卒業生または卒業見込の在学生の皆さんへ 公認心理師学部科目の履修証明書の発行について

公認心理師資格取得に向けた大学院等に出願する場合には、公認心理師法施行規則附則第3条に定められた科目を修めて大学を卒業したこと(見込みを含む)を証明する書類が必要となります。 本学臨床心理学科の卒業生または卒業見込みの在学生は、以下の(1)と(2)の書類を揃えて、「公認心理師卒業(見込)証明書・科目履修(見込)証明書」の発行を申し込んでください。申込み方法の詳細については、大学公式ホームページの「各種証明書の申請」ページを確認してください。

証明書の発行まで2週間程度かかりますので、出願期間をよく確認し、余裕をみて申請してください。

申込みにあたっては、自身の成績証明書やMy履修画面で履修科目を確認し、「川医福大学臨床心理学科 科目対照表1991~2017(確定)」あるいは以下の読替えチェック表の該当入学年度と対応させ、よく確認して申し込んでください。不明な点は臨床心理学科までお尋ねください。

成績証明書が手元になく、履修した科目が不明な場合は、各々で「各種証明書の申請」ページを参考にして、別途、教務課に発行を申請してください。履修した科目について、電話での個々の問い合わせには応じられませんので予めご了承ください。

 (1) PDFファイル 証明書交付願(国家試験受験用・認定資格受験用) 

 (2) 公認心理師科目(学部)読替えチェック表

   以下のPDFファイルのうち、該当する年度のチェック表を使用

   2018(平成30)年度以降入学生用

   2015(平成27)-2017(平成29)年度入学生用

   2012(平成24)-2014(平成26)年度入学生用

   2010(平成22)-2011(平成23)年度入学生用

   2008(平成20)-2009(平成21)年度入学生用

   2007(平成19)年度入学生用

   2003(平成15)-2006(平成18)年度入学生用

   1999(平成11)-2002(平成14)年度入学生用

   1994(平成6)-1998(平成10)年度入学生用

   1991(平成3)-1993(平成5)年度入学生用

 

※ なお、2017(平成29)年度入学生以前の読替えチェック表の記入に際しては、以下の「読替チェック表の記入例・記載上の注意事項(2017(平成29)年度入学生以前共通)」を必ずご確認ください。2018(平成30)年度以降入学生の方は記入例・記載上の注意事項はありません。

  PDFファイル 読替えチェック表の記入例・記載上の注意事項(2017(平成29)年度入学生以前共通)

※ 「証明書交付願(国家試験受験用・認定資格受験用)」および「読替えチェック表」は、それぞれA4サイズの普通紙に片面印刷して必要事項を記入してください。

 

※ 証明書発行手数料(郵送の場合は郵便小為替)は100円です。

※ 申込みにあたり、身分を確認できる書類として、在学生は学生証、卒業生の場合は、運転免許証、健康保険証など、本人確認書類。郵送の場合はコピーも可)を持参してください。

※ 証明書の郵送を希望する場合、切手(1通であれば郵送料140円)を貼付し、送付先を明記した返送用定形外封筒(角型2号)をお送りください。

 

申込先(下記のいずれか)

・ 川崎医療福祉大学教務課窓口

・ (郵送の場合) 〒701-0193岡山県倉敷市松島288 川崎医療福祉大学 教務課 宛(封筒表面に「公認心理師関連証明書申請」と朱書してください)

 

国家資格「公認心理師」 カリキュラム 認可されました

 

 心理専門職として初の国家資格である「公認心理師」は、2017年9月に法律(公認心理師法)が施行され、2018年4月からは養成教育が始まります。多くの対人援助の専門職と同じく、国家資格をもった心理専門職が活躍することになります。高校生の皆さんも、「公認心理師になることを目指して」進学することができます。 “国家資格「公認心理師」 カリキュラム 認可されました” 続きを読む →

私の好きな映画~レオン~  武井祐子

 私は以前から海外ドラマが大好きだとよく話しています。日常のストレス解消というだけでなく、私にとって、ヨガとズンバ、そして海外ドラマを観ることは、生きていくうえでのビタミン剤のようなものです。私なりに好きなジャンルや作品の傾向があります。そして、その延長線上にあるような感覚で惹かれている映画が、『レオン』です。

 『レオン』で何より心をつかまれるのが、ジャン・レノ演じるレオンと、ナタリー・ポートマン演じるマチルダのやりとりです。この2人のやりとりが、本当に何ともいえないのです。お互いがお互いを思う気持ち、少しずつ形を変えながら、2人の間に生まれて、その関係性に強く引きつけられます。

 初めてこの映画を観たときの私は、ストーリーに、なんともいえない切なさが残りました。「どうして……」というような、簡単には割り切れない思い。その思いを抱えたまま迎えるラストが、なんともいえない余韻を残してくれます。人と人との絆やつながりって、いったい何なんだろう。誰かと出会い、その人を大切に思うことには、どんな意味があるのだろう。そして、いろいろなものを抱えながら、それでも「生きていく」ということは、どういうことなんだろう。『レオン』は、そんなことを考えさせてくれる映画です。

武井 祐子

2026/09/26 2026年度 大学院M1中間報告会

 9月26日(土)の午前中,修士課程1年次生の修士論文に関する研究の進捗を報告する会を開催しました。修士課程2年次生や関係の教員が一堂に会し,ポスター発表形式にて内容の議論を行いました。開会時には専攻主任の水子先生から,閉会時には指導教員のお一人でもある髙尾先生から,それぞれご挨拶やご講評がありました。

 研究テーマは多様で進み方の個人差もありますが,それぞれにじつによく調べ,よく考えて研究目的や方法を検討してきたことを感じ取ることができる内容でした。各発表での質疑のポイントは多彩であったと思いますが,発表者のみなさんはそれらひとつひとつを大切にして,研究を楽しみながら深めていくことを祈念します。

私の好きな映画~平成狸合戦ぽんぽこ~  瀧川真也

 ジブリ映画で何が好きかと聞かれ,『平成狸合戦ぽんぽこ』と答えると,本当に好きなのに,いつも冗談だと思われます。悔しいので,今回はこの作品の魅力を少し心理学的に考えてみたいと思います。

 この映画は,狸たちが化けて騒ぐコミカルな作品に見えますが,それだけではありません。物語では,宅地開発によって住処が失われていくなか,狸たちは人間に抵抗するため,忘れかけていた「化ける」力を取り戻そうとします。

 狸たちの「化ける」は,私たちの日常にも重なります。私たちは,学校,家庭,友人関係など,場面に応じて振る舞いを変え,時には本音を隠して周囲に合わせることがあります。こうした振る舞いは,社会で生きるための「適応」ともいえます。

 物語の狸たちも,それぞれの方法で新しい環境に適応していきます。人間に化けて暮らすものもいれば,狸の姿のまま,わずかに残された自然の中で生き続けるものもいます。どちらの生き方にも,「自分は何者として生きるのか」という「アイデンティティ」の問題が表れています。適応は生きるために必要ですが,適応するほど,本来の自分から遠ざかってしまうこともあるかもしれません。

 理想と現実の狭間で何を諦め,何を守るのか。どこまで自分を変え,何を自分らしさとして持ち続けるのか。『ぽんぽこ』は私たちの生き方についても考えさせてくれます。

瀧川 真也

2026年9月14日 秋学期ガイダンス&ゼミ説明会

 ちょっと遅くなりましたが、9月14日に開かれた秋学期ガイダンス&ゼミ説明会の話題です。

 前半のガイダンスでは、秋学期の授業に関するアナウンスや就職活動、資格・検定の紹介など、在校生への耳寄り情報が(ときに耳の痛い情報も?)共有されました。

 ガイダンス後は、2年次生を対象としたゼミ説明会を実施しました。今年は15のゼミの中から関心のあるゼミを選び、見学会や事前面談を経て、11月下旬に正式に申し込むスケジュールとなっています。
3年生の先輩からは、アポイントの取り方や見学会参加のコツなどについて話があり、みなさん真剣に聞いていました。

 ゼミ決めは卒業論文だけでなく、これからの大学生活をより充実させるための大切な選択です。自分の「好き」や「知りたい」を深められるゼミに出会えるよう、ぜひ積極的に見学や面談に参加してください。

私の好きな映画~I am Sam アイ・アム・サム~ 髙尾堅司

 前職の頃,出張から戻る際の機内のモニターでこの映画を鑑賞して以来,魅了され続けています。

 「7歳の知能」をもつサムは,カフェで働きながら一人娘ルーシーと幸せな日々を過ごしていました。ところがある日,「サムは父親としての能力に欠ける」とのある専門職者の判断により,2人は引き離されてしまいます。その後,サムはときに空回りしながらも有能な弁護士リタの活躍もあり,裁判所から条件付きでの親権を認めてもらうことができました。

 ところが,サムはその後に行われた大切な審査会を無断で欠席してしまいます。ここまでの過程は,サムにとって決して楽な展開ではなかったのです。

 サムの自宅を訪れたリタは,すっかり意気消沈するサムを見つけました。そんなサムに対してリタは「私はまだまだ闘えるよ」「もっと闘おうよ」といった言葉で叱咤激励します。それに対してサムは,「闘ったよ・・・」「一生懸命に・・・」と力なくつぶやきます。そんなサムに対して「もっと闘おう!」と激励するリタに対してサムは,「君は生まれつき優秀で僕はこうなんだ。だから君には心に受けた傷の痛みが分からない!」といった厳しい言葉を投げかけてしまいます。

 そんなサムに対してリタは,「自分だけが悲しんでいるとでも思っているの?」,「私は家族とまったくうまくいかない!」「そんな日々にしょっちゅう挫折感を味わっている・・・」「みんな立派に見える・・・」「私だけがダメなんだ・・・」といったメッセージを強い口調で発し,泣きじゃくってしまいました。これまで弱みを見せなかったリタのそんな一面に,サムは温かなまなざしで「リタは立派だよ」とやさしく声を掛けます。

 このシーンは,人と比較して自分にないものに目を向けがちな人間の一側面を描き出しています。そして何より,たとえ障がいがあろうとも,ときに互いの考えがぶつかり合うことがあろうとも理解し合える可能性を鮮やかに描写しているように思います。このシーン以外にも,考えさせられる場面が多々あります。私も,この機に再度鑑賞してみようと思います。

髙尾 堅司

私の好きな映画〜風の谷のナウシカ〜 進藤貴子

 そのもの青き衣(ころも)をまといて金色(こんじき)の野(の)に降り立つべし。おおおお〜!
 と、おばば様が涙にむせびながら、戦さに怯え身を寄せ合う村人たちと共に見つめているその人は誰か。この映画の最後にわかります。

 この映画の世界は、火の七日間戦争で焼き尽くされ汚染されて、巨大化した昆虫が跋扈する腐海という森に飲み込まれようとしています。風の谷の王の遺児ナウシカ姫はメーヴェを駆り、蟲(むし)や毒をもつ植物と共存するすべを探っています。
 ナウシカが見出したのは、地上では腐海の植物が強い毒を放出し、その間に地中が少しずつ浄化されていること。ナウシカはそれを地下の実験室で一人で見出し、人が傷つけた大地の傷の大きさを思い、静かに涙していました。

 この映画の序盤、親を殺されたキツネリスに手を出し、ガシッと噛みつかれるシーンは有名なので、ご存知の人もあるかもしれません。「うっ・・! 怖くない、ほら、怖くない。・・・(ぺろぺろぺろ)あははははは。ユパ様、この子、私にくださいな」「・・不思議な力だ」。
 毒を吐き、攻撃する姿のずっと奥に、浄化や信頼の力が閉じ込められている。共に傷つく人だけが、それらを引き出すことができる。Jung,C.G(ユング)が心理療法における「傷ついた治療者/傷ついた癒し手 Wounded Healer」と名付けたものに、ナウシカは近いように思います。

 ところで、風の谷のナウシカのオープニングは、ひょう〜と砂ぼこりが舞う荒廃した大地を旅して回る剣士ユパ様の姿でした。宮崎アニメのオープニングには、旅や引っ越しといった「移動」のシーンが多く、未知の世界や冒険(イニシエーション)にいざなわれます。

 さて、次の旅するオープニングは、どの宮崎アニメでしょう。私のいい加減な記憶のせいであらぬ脚色が入っていましたらすみません。

 1. 人生で初めてもらう花束がお別れの花束なんて。ガタガタガタ(車に乗っています)。
 2. 今夜の天気予報を聞いて旅立ちを決める主人公。
 3. 引っ越し道具を山ほど積んだトラックが田んぼの中を走っていく。
 4. 30秒で仕度しな!

 

 

こたえ)
 1. 千と千尋の神隠し   2. 魔女の宅急便   3. となりのトトロ
 4. 天空の城ラピュタ(オープニングとしてははしょり過ぎました)

2026年8月22〜23日 8月オープンキャンパス

 8月22日(土)、23日(日)にオープンキャンパスが開催されました!2日間で約90名の方が来場されました。臨床心理学科でのカリキュラムについては、学生サポーターさん達が、自身の経験をもとに、丁寧に説明をしてくれました。来場者の方々からも多くの質問があり、臨床心理学科で学べること、将来の進路等について具体的なイメージを持ってもらえたのではないかと思います。ミニ講義では「人の心との向き合い方」というテーマで荒井先生がお話をしてくださいました。ワークも取り入れた内容で、大学での授業を少し体験する機会になったのではないかと思います。また、パーソナリティ傾向や職業志向性の測定、心理療法である箱庭療法の体験を通して、人のこころを理解する方法の一部分に触れてもらう機会にもなったのではないかと思います。

 オープンキャンパスでの様々な出会いが、臨床心理学科で学んでもらうことに繋がるとよいな…と思う2日間でした。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!!

犯罪と更生につながるこころを考える ―映画『プリズン・サークル』上映と司法・福祉専門職によるミニトーク―

地域社会とともに学ぶ公開講座
犯罪と更生につながるこころを考える
―映画『プリズン・サークル』上映と司法・福祉専門職によるミニトーク―

2027年2月13日(土)13:00~16:50
場所  川崎医療福祉大学 講義棟・4602講義室
参加費:無料/定員100名(先着順)

概要:受刑者への対話プログラムを扱った映画『プリズン・サークル』(坂上香監督、2019公開、 映画ホームページURL:  https://prison-circle.com/index.php  )の上映と司法・福祉の現場で更生支援に携わる専門職によるミニトークを通して、犯罪に至る背景や更生におけるこころの動き、地域でともに生きることについて、大学生・高校生・地域のみなさまとともに考えます。ご参加をお待ちしております。

当日のスケジュール(予定)
12:30  開場
13:00–15:25 開会挨拶 第1部:映画上映『プリズン・サークル』(136分)
15:25–15:35 休憩(10分)
15:35–16:25 第2部:ミニトーク(専門職3名×15分・質疑応答5分)
16:25–16:40 第3部:ミニ対話・意見交換(15分・2-4名で対話)
16:40–16:50 全体共有(10分)
16:50  閉会

【参加申込】申込フォームにてお申込みください。

https://forms.gle/uvbzU2k2irnT8DTY9

【本企画に関するお問い合わせ先】
川崎医療福祉大学 臨床心理学科 プリズン・サークル倉敷上映会事務局

※お手数ですが、下記のアドレスまでメールにてお問合せください。
prison.circle.dlg.kurashiki2027@gmail.com

@の前は…(プリズン ドット サークル ドット ディエルジー ドット クラシキ2027)

※講師・プログラム等の詳細は、決まり次第お知らせします。

私の好きな映画 〜白い巨塔〜 佐々木新

 映画館で映画を観る習慣がないため,ここではテレビドラマまで枠を広げてみます。思い返すと,社会の仕組みや権力構造,人間の欲や駆け引きが迫ってくる物語には妙に惹かれることがありました。この作品は私にとってその代表格です。大学病院での権力闘争,主人公の果てしなき野望と医療倫理を描く重厚なドラマでした。登場人物が交わす言葉ひとつひとつに組織の力学や人の思惑が丁寧に織り込まれていて,社会の仕組みを映す鏡のようでもありました。

 放送当時,私は社会人2年目。幸いにも生き馬の目を抜くような世界とは無縁の職場でしたが,どこか自身の興味や心情と重なる部分があったのでしょう,録画しては何度も見返していました。すると台詞もいくつか自然と覚えてしまい,職場の先輩と覚えた台詞で冗談を言い合うこともありました。当時覚えた台詞はいまでも社交の場でときに役立つことがあり,テレビドラマの視聴が私の社会的スキルに影響を及ぼしたことを感じます。自分の中に,Bandura, Aのいう観察学習の成立をみる思いです。

佐々木 新

私の好きな映画 〜グッド・ウィル・ハンティング / 旅立ち〜 今里有紀子

天才的な頭脳を持ちながら、過去のトラウマから心を閉ざして、周囲を威嚇・冷笑し防衛機制(自分の心を守る盾)を張り巡らせて生きる青年ウィルが、最愛の妻を亡くして傷ついた(喪失体験)心理学者ショーンと出会い、激しくぶつかり合いながら少しずつ心を開いていく不朽の名作です。
この映画、臨床心理学の視点から眺めると面白さが何倍にも跳ね上がります!!

当初、ウィルは、自身の心の傷み(「愛されない恐怖」)から外の世界を迫害的にとらえ、防衛(知性化,価値下げetc)を張り巡らしていました.そして、ショーンにも激しくテストをします。

 ここで、注目したいのが、ショーンが見せる「逆転移」の扱いです。ウィルの痛烈な言葉に、ショーンは動揺します(激昂すらします)が、そこから、ウィルの真の「傷み」(投影同一視)に触れ(体験し)ます。つい、そこで(映画では)、ショーンは自身の傷み(自己開示)を伝えてしまうのですが・・・。二人の生身の「傷み(トラウマ)」に触れながらも、ウィルの「傷み」を包容(「コンテイン」)しながら防衛を一枚ずつはがしていきます。

「It’s not your fault(君は悪くない)」が臨床心理学の本質を凝縮しています。「信頼関係(ラポール)」形成の要素の「受容」(人間理解の深さ)がいかに泥臭いものか、リアルを感じられるのではないでしょうか。生きた「臨床」へと昇華する瞬間をぜひ、目撃してみてください。

今里 有紀子