2024/04/16 学科キャリア教育

 2024年4月16日(火),今年度最初の学科キャリア教育を実施しました。 

 臨床心理学科の卒後の進路は本学の他学科に比べて多様であることから,臨床心理学科は3年次生を対象に学科独自のキャリア教育を進めています。水子教授による概要説明の後,中村講師による全学の就職サポートプログラムに参加することの必要性と意義について説明がありました。就職希望者はもちろんのこと,大学院進学希望者もいずれは就職するので,積極的にこの機会を活用するようにとの助言がありました。

 その後,各部門の担当教員による説明に移りました。大学院進学部門の瀧川准教授からは,「大学院進学の目的は資格取得ではない。むしろ,資格を取得した後に何をするかが目的であるべき」との熱いメッセージがありました。対人援助職就職部門の佐々木准教授からは,卒後の対人援助職就職の傾向と,臨床現場実習に関する科目を積極的に履修することの重要性について説明がありました。一般就職部門の福岡教授からは,学業と仕事にはやるべきことという共通点があり,採用側は「この学生は,やるべきことをやってきた人なのかどうか」という視点で見ることについて強調されました。

 大学生活の折り返しとなった3年次生にとって,残り2年もあると考えるか,残り2年しかないと考えるかによって,希望する進路を実現するための準備の進め方も変わってきます。ただし,むやみに焦るのではなく,大学生としてやるべきことを丹念にこなすことが,希望する進路を実現することにつながります。臨床心理学科では,学科独自のキャリア教育を通して,大切なことを学生に伝えて参ります。