カテゴリー: 教職員コラム

教職員コラム 「私の好きな都道府県! 〜あなたも行ってみられぇ〜:兵庫県西宮」 瀧川 真也

 私の生まれは兵庫県の西宮市なのですが,みなさんは西宮についてなにか知っていることはありますか?甲子園球場があるのは西宮なのですが,もうひとつ有名なものといえば西宮神社です。

 西宮神社はえびす神社の総本社で,毎年1月10日に開門と同時に本殿まで大勢の人が猛ダッシュして福男を決める,あの神社が西宮にあります。この福男選びは,毎年1月9日から11日までの3日間ある十日えびす(商売繁盛で有名なえびす様を祀るお祭り)のなかで行われるのですが,同じ期間中,関西以外ではあまり知られていない大マグロの奉納が行われます。ただ神社にマグロが奉納されるのではなく,参拝者が「お金が身につく」と縁起をかついで,マグロにお賽銭を張りつけるという一風変わった習わしがあります。お祭りの最終日近くになるとお賽銭に埋め尽くされたマグロという,他にはなかなかない光景を見ることができます。私も関西をでるまでは,福男もマグロの奉納も当たり前に思っていましたが,なかなかファンキーなことをしていますよね。

 十日えびすは1月11日までです。今(1月10日現在)ならまだマグロにお賽銭を張りつけられますので,ファンキーな街,兵庫県西宮にお越しください。

瀧川 真也

教職員コラム 「私の好きな都道府県! 〜あなたも行ってみられぇ〜:沖縄県」 髙尾 堅司

 日本の歴史に強い関心を持っていた小学生の頃,子ども向けの日本史の本を繰り返し読んでいました。そんなある日,戦争に関する本を購入し,自宅で読むことにしました。その本には沖縄戦を戦った人々の様子が記載されており,子どもながらに戦争の恐ろしさを感じた記憶があります。

 その本には,もうひとつ記憶に残るものがありました。それは,戦禍で焼失する前の首里城の写真です。モノクロの写真でありながら,何かを訴えかけるような迫力を感じました。それ以来,沖縄県に関心を持ち続けていたところ,今からおよそ10年前に現地に赴く機会を得ました。この写真はその際に撮影したものです。実際にその場で見ないと分からない壮大さと美しさ,首里城内に漂う何とも言えない優しい空気感に,言葉では言い表せないほど癒されました。

 令和元年に火災に見舞われた首里城は復元に向けて関係各位が尽力しており,復元現場を見学することも可能です。もう一度沖縄県へ赴き,悲劇に何度も遭遇しながらもその都度不死鳥の如くよみがえる過程に立ち会うことができればと願ってやみません。

髙尾 堅司

教職員コラム 「岡山賛歌」(テーマ:私の好きな都道府県! 〜あなたも行ってみられぇ〜) 澤原 光彦

 備前の国は吉井川のほとりに生を受け、高校卒業まで吉井川に沿って今は無き鉱山鉄道で通学し、浪人中は旭川の流れる岡山市内に通い、大学入学からは高梁川沿いのこの地・倉敷市に生息し、過去生涯を通じて岡山県外に居住したのは大分市での1年間のみです。

 岡山は気候風土も穏やかで、交通の便も良く、誠に住みやすく、そのため却って県民はバイタリティに欠ける恨みがあるとの指摘すらあります。―この点、2024年12月7日にファジアーノ岡山がF1昇格を決めたのは、特定の中核スポンサー企業を持たず市民(県民)クラブとして頑張ってきた当事者たちの快挙として賞賛に値すると考えます。

 観るべき景観や場所・建造物等は極めて多いのですが、私は美作の古都・津山が殊更に好きで、津山城址や衆楽園、津山洋学資料館(医療関係者必見)、津山学びの鉄道館などに季節に応じてひと時を過ごしに出かけます。

 備中では高梁市には現存天守で唯一の山城である備中松山城(天守・櫓・土塀は国の重要文化財)が有り、一方で東の備前市には閑谷学校があります(講堂は国宝、校門や石塀等の周辺施設は重要文化財)。―私の母校(高校)は閑谷学校に淵源があるとされます。

 歴史的遺跡としては、楯築遺跡や上東遺跡、造山古墳、作山古墳等はここに名称を書き並べる事さえも字数をはるかに超過します。

 更に岡山県は江戸期以前の木造三重塔が全国一多い事も事実の指摘にとどめます。

 景勝地であれば、瀬戸内海の東に牛窓、西には鷲羽山、県北に行けば蒜山高原、満奇洞に井倉洞、枚挙にいとまがないのです。

 なにしろ人生のほとんどをこの地・岡山で過ごしているのですから、いくらでも話題はあるのです。自慢の種は尽きないのです。

澤原 光彦

教職員コラム 「私の好きな都道府県! 〜あなたも行ってみられぇ〜:京都府」 進藤 貴子

 こ、こふん・・・? こんな普通の道路沿いに!?

 水道の水がそのまま飲めて旨い。

 用水路に柵つけてーっ!

 一般道なのに皆が高速道路並みのスピードで車間とらずに走っている(恐怖)!

 スーパーの駐車場がタダだ。傘が要らん。回転寿司が無茶苦茶美味しい。なぜ山の上に魚屋さんがある?? (深山公園のことです)

 等をはじめ、私が岡山に来た時に、数々、驚くことがありました。これらにびっくりしたのは28年前ですが、どれも今も変わりませんね。

 岡山に来る前には、12年間京都市に住んで、道の狭さと、どこに行っても人の気配があることに、少し疲れてきていました。が、京都の町や文化には、千数百年の間ずっと人が手をかけて丹精してきた良さがありました。美術館も観光地も一流で、食事は京料理にとどまらず、中華もイタリアンもラーメンもおせんべいも、どれも美味しいお店があり、妙な味の大徳寺納豆も美味しく、バス停はあちこちにあり、スーパーはお安く、お寺の苔はきれいです。

 そして、思えば私は京都の教習所で運転を習ったので、ごちゃっとした京都の街中は、意外と運転しやすいのです。人の動きも、混雑していても、あまりぶつかることがありません。大阪も同じで、たくさんの人がいてもスイスイとすれ違って歩くことができる気がします。岡山に来た頃は、真正面からずんずん人が近づいてくることが多く、しばしば怖い思いをしましたが、最近の岡山駅は大阪風になったと感じます。ただ私が岡山になじんできたのかもしれません。

 写真は今年、30年ぶりぐらいに行った金閣寺の入場券と、境内で拾ったどんぐりです。

 結構長く住んだと思っていましたが、大家さんが「いやあ、うちなんかこっちへ来たんは(明治)維新の後やさかい、京都人という訳やあらしまへんなあ・・」と言われていたことを思うと、私などは外来人のままに楽しませてもらいました。

 どこのことを書こうかなと迷いましたが、やはり京都は時々行くと嬉しい都道府県です。

進藤 貴子

教職員コラム 「私の好きな都道府県! 〜あなたも行ってみられぇ〜:香川県」 佐々木 新

 好きなのは瀬戸内海沿岸地域で,海と空を眺めるのが好みです。今住んでいる岡山県を除いてもっともアクセス回数が多くて撮った写真も多いのは香川県なので,私の好みは香川県ということになるかもしれません。子どもの頃はよく宇野・高松間のフェリーに乗っていたので,こんな体験も今の好みに関係するのかもしれません。

 

 最初の写真は五色台から眺めた瀬戸内海と山々です。以下の写真はそれぞれ紫雲出山,観音寺,屋島,与島から眺めた瀬戸内海と空などです。気づけばすべてコロナ前の写真だったので,今あらためて巡りたいものです。

佐々木 新

教職員コラム 「私の好きな都道府県! 〜あなたも行ってみられぇ〜:北海道(特に神の子池)」 門田 昌子

 岡山県に住み始めて,20年以上が過ぎました。先日,旅行に行ったのですが,岡山駅に着いた時,「帰ってきた-」とちょっとほっとしたような気持ちを感じました。岡山が故郷になったのだと気づいた瞬間でした。普段は意識していませんが,「なじみ」とは,疲れた時に安心させてくれるものなのですね。

 さて,テーマは好きな都道府県でした。感動したのは,北海道にある「神の子」池という池です。あの池の色を表現する言葉を持ち合わせていたらよいのにと思います。今まで目に映ったものの中で,一番美しいものでした。またいつか見に行きたいと思っています。「神の子」池の後,「霧の摩周湖」に行ったら晴れていて笑えました。

 その時の写真がどうしても見つからなかったので,きよさと観光協会のホームページのアドレスを載せます。
  https://www.kiyosatokankou.com/kaminokoike.html

 

 「神の子」池の写真を求めて,写真フォルダをあれこれ探していましたら,北海道で撮った恩師の写真が出てきました。爽やかな1枚です。この写真の近くに,生で食べられるとうもろこしを売っていて,そのおいしさに仰天し,お土産にした思い出がよみがえりました。

 大分の地獄巡りの写真も出てきました。「神の子」池とはちょっと違いますが,水つながりで載せておきます,そういえばこの時も,恩師が一緒でした。

 一人で行った旅行もあったはずですが,その記憶はあまり残っておらず,誰かと一緒に行った都道府県の思い出が頭に浮かんできます。大切な人たちとの場所を増やしていきたいものです。

門田 昌子

教職員コラム 「私の好きな都道府県! 〜あなたも行ってみられぇ〜」 岡野 維新

 

こんにちは。岡野です。

 

私の好きな都道府県…。実は記事の締め切り1週間を過ぎても尚,自分の好きな都道府県が思い浮かびません。

 

私はどちらかと言うと色んな県に足を踏み入れている方だと思います。

だけどこれといって,自身が人におすすめしたい県が見つからない。なぜだろう。

 

旅行では沖縄,九州,四国,中国,近畿,関東,北海道…そこそこ巡ってます。

 

おかしいな。どうしてだ。

どの県も嫌な思い出がある訳では決してありません。行きたいから行った訳であります。

どの県も人情に溢れ,景色は美しく,食べ物の美味しい。思い出しても最高。

 

そうか。

私は日本が好きなんだ。だからこれといって思いつかなかったんか。

 

そう考えると気が楽になってきたぞ。腹も減ってきたぞ。

北海道の空港で食べたスープカレーと,兵庫の民宿のカニ食べ放題,また食べたい。

 

綺麗な海も見たくなってきた。2月の宮古島でのスキューバダイビングはまさに非日常体験。

 

これからの季節,温泉もいいぞ。大分の別府にてキンキンキーンキンに冷えた身体で浸かると,自分でも聞いたことの無い声が出るぞ。

 

そうだ,日本に行こう。

岡野 維新

教職員コラム 「私の好きな都道府県! 〜あなたも行ってみられぇ〜:広島県 鞆の浦」 今里 有紀子

 昨年より少しずつ県外にも足を延ばし、余暇をみつけてはドライブ散策を復活させて楽しんでいます。まだまだ知らない、景色や人、おいしいものがたくさんありそうです。

 中でもこの夏は、わりと近くにある(車で1時間半くらい)、坂本龍馬や宮崎駿家督も魅せられた広島県鞆の浦に散策にでかけました。

 鞆の浦は、とても美しい景色とノスタルジックな街並みで、私にはどこか懐かしさがあり、そして癒される感覚がありました。潮待ちの港として、古くは万葉の時代から、そして幕末には、坂本龍馬も滞在し、また、現代では宮崎駿監督もその原風景に魅せられて「崖の上のポニョ」の構想を練ったと言われています。今回私は、地元の気さくな方(「鞆の浦潮待ちガイド」)に、鞆の浦の歴史や文化を紐解きながらガイドをしていただき、その絶景を堪能しました。人も本当に親切で温かく、景色がまた昭和感あり、自身の幼少期にタイムスリップしたような、なんともいえない、癒しと懐かしさに包まれました。

 お食事も、新鮮な海鮮(特に鯛)に舌鼓!!瀬戸内海の幸を贅沢にいただけた至福のときでした。

 もし、何かこころを休め(癒し)にいかれたい方には、鞆の浦はおすすめです。

 ちなみに、立ち並んだ家の風景写真の中の、黄色の三角屋根の家は、そうすけの家(「崖の家のポニョ」)のモデルになったものだそうです(写真が下手で小さくてごめんなさい。探してみてください~)。

今里 有紀子

教職員コラム 「私の好きな都道府県! 〜あなたも行ってみられぇ〜:高知県(特に柏島)」 荒井 佐和子

 夏は山で優雅にグランピング!のはずが一昨年,蒸し風呂のようなテント内で大音量の雨音を一晩中聞く事態に見舞われまして,山を見切った私は,今年,高知県の柏島に行ってきました。

 高知県って言えば黒潮でしょ?海,黒っぽいんでしょ?なんて思っていた私。

 ところがどっこい,船に乗った私の目の前は鮮やかなエメラルドグリーンの海,海,海。沖に出ててシュノーケリングしてみれば海底のサンゴまでしっかり見える抜群の透明度。波に揺られ,ぷかぷか浮かびながら色鮮やかな魚たちを眺めて,いや~,最高でした。

 ちなみに前日は愛媛県滑床渓谷で川を自分の体一つで下っていくキャニオニングを初体験しました。こちらも非常に楽しくおススメです。

荒井 佐和子

教職員コラム 「私のイチオシ心理学キーワード:遊び」 湯淺 絢

 私のイチオシ心理学キーワードですが,それは「遊び」です。「遊び」というと,誰しもが経験したことがあると思います。私も幼い頃から,祖父母,両親,兄弟,近所や学校の友達と,それはそれはたくさんの人に遊んでもらい,毎日が遊び三昧だったように思います。

 しかし,なぜ子どもは遊ぶのでしょう。子どもって,起きている間は,いつ見ても遊んでいるように思います(言い過ぎか…)。当たり前のように思えるかもしれませんが,義務でもないことに,なぜこれだけの子どもたちが夢中になるのでしょう。

 私は大学に入学して,「遊戯療法」というものに出会いました。遊戯療法とは,「遊び」を用いた心理療法です。遊びが心理療法になる??・・・とてもユニークですよね。子どもは遊びの中で,心にひっかかっている出来事や消化しきれていない体験を再現し,その体験と向き合おうとします。我々大人が,言葉でそういった体験を整理するのと同じように,子どもは遊びの中でそれに取り組むのです。遊びの中で用いる玩具や物語の登場人物に,自分の様々な思いを仮託して表現するのです(伊藤,2017)。そう考えると,子どもの遊びというのは,とても尊いもので,守るべきもののように思われます。詳しいことは,後述する文献をご参照ください。

 何はともあれ,心というのは,木を1本描くだけでも,そこにその人の心の世界が表れます。心が遊びや描画,箱庭といった言葉以外の形でも表現されると気づいたとき,臨床心理学の独創性と心に開かれた態度に惹かれてしまうのかもしれません。

 

文献
伊藤良子(2017). 遊戯療法――様々な領域の事例から学ぶ―― ミネルヴァ書房
大野木嗣子(2019). はじめてのプレイセラピー : 効果的な支援のための基礎と技法 誠信書房

湯淺 絢