投稿者: tyamane

教職員コラム お題「私の研究テーマ」  本城瑞恵

 

 

 私は学生の頃から教育臨床に関心が強く、卒業後は義務教育段階の児童・生徒またそのご家族の方々と関わる仕事に従事しておりました。その関りの中で、学校に関連する様々な思いを聴く機会がありました。楽しい気持ちや嬉しい出来事はもちろんですが、「学校がつまらない」「なぜかうまくやれない」という辛く悲しい気持ちや「自分は他の人と何か違う」といった葛藤する気持ちを聞かせていただくこともありました。中には不登校という状態を引き起こし、ご本人やご家族がますますご葛藤を抱えられることもありました。

不登校の背景には様々な要因が関連しており、休みだすきっかけがあることもあれば、ないこともあります。怠けているのではなく、今の自分では解決できない問題に対して、学校自体を回避することで対処しているとも考えられます。時には回避する対処も大切ですし、それ自体を否定するつもりはありません。しかし、学校に行けない状態が続くと、いつの間にか“学校に行けないこと”が悩みになってしまい、本来問題となっていたことがわからなくなる場合があります。不登校からの回復は、「再登校できるようになって、よかったね」「もう学校行かない/学校行かなくていい、と割り切ったから解決だね」といった単純な事象ではないでのです。

 私は、そのような児童・生徒やご家族の方々の思いを知ったり、本当に必要とされている支援の在り方について考えていきたいと思っています。また、支援を受けた方々がその後どんな人生を歩まれていくのかについても、知りたいと思っています。(改めて文字に起こすととても差し出がましく、身の縮む思いに駆られますが)これが、現在の「私の研究テーマ」です。

本城瑞恵

2021/12/11 子どもの気質特徴に合った親子ふれあい遊びプログラム

 教員の武井です。令和3年12月11日に、気質特徴に合った親子ふれあい遊びプログラム開発のための調査を行いました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響があったため、昨年度に行き続き、研究計画を変更し、オンラインをとり入れた取り組みです。

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2021/12/04,2022/01/08 大学院 【学外実習】臨床心理実習Ⅱ(心理実践実習E)及び心理実践実習C 報告会について

 2021年12月4日,修士課程2年生の学外実習,臨床心理実習Ⅱ(心理実践実習E)の報告会を行いました。学外実習では,総合病院などの医療機関,児童養護施設などの福祉施設で心理臨床の現場を16日間直接体験します。院生による報告からは,それぞれの現場でケースを担当して考えたこと,心理職の実際,多職種連携の大切さなどの学びがありました。

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教職員コラム お題「私の研究テーマ」 岡野維新

 

 私の研究テーマは小学生の子どもの情動調整です。いわゆる気持ち(情動)のコントロール(調整)というやつですね。

 情動調整といっても様々です。

なので私の場合は,情動があまり起きないように,あるいは起きた情動を落ち着かせるために,小学生はどんな方法を使っているのかな?どんな方法を使ったら効果的なのかな?ということを知りたいと思って研究をしています。

 

 我ながら壮大かつ難しいテーマを選んでしまったなと感じています…。大人もそうですが,小学生も日々ありとあらゆる場面で,色んな方法を使って情動調整をしています。

中には自分では調整がどうにもできず,結果として喧嘩になったり,落ち込んでしまう小学生もいるようです。

 ある時ある小学生の子どもに私はこう言われました。「おい岡野,おれを落ち着かせてみろ」と。

  壮大かつ難しいテーマなのですが,挑戦状,しかと受け取りました。

 

岡野維新

教職員コラム お題「私の研究テーマ」 今里有紀子

 

 

今回のお題は「私の研究テーマ」・・・。私は、これまで病院や学校等で精神分析的心理療法や来談者中心療法等の内省を重視する立場の理論に依拠して臨床活動を実践してきました。その中でも特に、児童・思春期・青年期の問題、そしてパーソナリティ障害の方への支援を行うことが多く、それにまつわる事例研究を行ってきました。最近は、精神分析と愛着理論及び発達科学を統合した概念の「内省機能(reflective function)」に関心をもっており、その実証研究を行っています。例えば、まだ言葉をもたない赤ちゃんが夜泣きをしていて、養育者が「この泣き声のトーン,表情、手足のばたつかせ方、・・・」からすと、「暑いのかな?おむつが濡れたのかな?怖い夢でもみたのかな?お腹すいたのかな?」と子どもの精神状態を推測し、子どもにやさしく語りかける,この在り方が「内省機能=メンタライジング」なんです。つまり、「内省機能=メンタライジング」とは、「自分と他者の行動の背後にある心理状態を推測して、それと関連させて行動を理解する能力(「こころをこころとして扱うこと」)」のことです。赤ちゃんは、自分のこころをこころとして扱われることで、自身のこころを知り、養育者の表現を自身の中に取り込み、自分のこころの状態を理解するわけです。このような相互交流により、子どものこころは発達していき、自己を認識したり、感情のコントロール,自己肯定感や探究する能力を促進させることでき、子どもは情緒豊かになっていきます。このことは、心理療法の過程においても同様なのです。養育者の内省機能が高まれば、子どものメンタライジング能力も高まると言われています。そこで、養育者の内省機能を促進する子育てプログラムを開発したり、それから派生して、心理臨床家の内省機能を促進できる要素について研究を行ったりしています。もし、関心がありそうな方がいらっしゃれば、一緒に考えてみませんか?

今里有紀子

1月15日(土) 大学院説明会を開催致します

令和4年1月15日(土)に,大学院臨床心理学専攻の説明会を以下の通り行います。本学大学院の受験をお考えの方は,ぜひご参加ください。

 日時 令和4年1月15日(土) 10:00-12:00(9:30より受付)

 場所 本館東ウイング2(5階) 5354教室

 

参加を希望される方は,事前申込が必要です。こちらの申込フォームよりお申し込みください。申込期限は1月13日(木)です。

 

本学へのアクセスはこちら(大学HP)をご参照ください。

お車でお越しの際は駐車場(有料)をご利用ください。

教職員コラム お題「私の研究テーマ」 池内由子

 

 

 私は、自閉スペクトラム症を持つお子さんとご家族に注目し、お子さんの睡眠習慣について調べています。これまでの研究では、自閉スペクトラム症を持つお子さんの中には、夜寝つきにくかったり、何度も起きてしまったりするお子さんがいることが報告されています。実際に自閉スペクトラム症を持つお子さんの支援をされている専門職の先生方に調査をさせていただき、眠ることは、お子さんだけではなくご家族の心身の健康を維持するうえでもとても大切なものだと感じました。少しでも眠りやすくするためには、どのような工夫ができるのかについてこれからも調べて行けたらと思っています。

 

池内由子