教職員コラム お題「私の研究テーマ」 谷原 弘之

看護展望,メヂカルフレンド社(2021)
看護展望,メヂカルフレンド社(2022)

 私の研究テーマは、働く人のメンタルヘルス支援です。
 アメリカでは、メンタルヘルスサービスを職場外の専門機関へ外部委託する仕組みがあります。通称EAP (Employee Assistance Program)と呼ばれ、従業員支援プログラムと訳されています。私はかつてEAPを実践し、ストレスチェックや復職支援等を実践してきました。

 EAPの考え方では、社員の働きをパフォーマンスで考えます。社員ひとり一人のパフォーマンスが日々100%出せれば会社は発展するわけですが、なかなかそうはいきません。50%の人がいたり、120%の人がいるのが現実の職場となります。EAPの役割としては、パフォーマンスが落ちかけた人、いわゆるメンタルヘルス不調に陥りかかっている人を早く見つけ、適切な早期対応を行うことによりパフォーマンスの低下を最低限で食い止めたり、休職した社員の復職支援に関しても、エビデンスを参考にその人に合ったやり方で支援を行うと再休職の予防につながると考えられています。

 

 近年は、働く人が多様化し、様々な価値観やこだわりの特性をもった人も多くなってきました。職場においては長時間労働やパワハラの問題も継続してあります。
 そのような中で、少しでも働きやすい職場環境を提案するため、看護展望(メヂカルフレンド社)の雑誌に「働きすぎの管理者のための上手な自分の癒し方(2021.1~2021.12)」「新人・発達障害・メンタル不調者と周囲とのコミュニケーションギャップ解消法(2022.4~現在)」を連載しています。

谷原 弘之