教職員コラム お題「私の仕事」 瀧川 真也

我が家は夫婦共働きで,妻も帰りが遅くなることが多い。

そのため,家の仕事はお互いができることをするというスタンスである。とはいえ,私は本当にできることしかしないため,掃除などは妻に任せっきりである。。

 

しかし,そんな私でも家で任される重大な仕事がある。

それはPCや家電,電子機器の管理である。

この令和の時代,妻は家電や電子機器類の操作ができない。我が家の家電は新しいものばかりでもなく,私が学生のころから10年以上使い続けているものもあるので,操作が難しいわけでもない。おそらく9割5分は諦めている。

 

なにより厄介なのが,妻は凄まじい強運の持ち主で,最新機器をいろいろなところで譲り受けたり,当てたりして我が家に持ち帰ってくることだ。ipadやBluetoothスピーカーや高そうな調理家電などなど。大変ありがたいことではあるが,妻は持って帰ってはくるものの初期設定や使い方がわからないので箱から開けようともしない。そして,私はお恵みを受けるかのようにそれらを開封し,説明書を読みながら,せっせと我が家の家電の仲間入りをさせる。妻は私の様子を見て,自分でも難なくできそうであれば使いはじめる。今やipadは妻の友だちだ。

 

そして,うちにはチワワがいるのだが,警戒心が強く,家のインターホンがなるとけたたましく,勇ましく吠える。番犬として頼りになると思いきや,インターホンがなると一目散にゲージの中に逃げ込み,そこから一生懸命吠えている。それが我が家での彼の仕事だ。

瀧川 真也