教職員コラム お題「今,熱中していること ver.2023」 山根 嵩史

 皆さんは「サ活」という言葉をご存じでしょうか。サークル活動…ではありません。サ活の“サ”はサークルでもサッカーでもサイエンスでもなく,サウナのことです。コロナ禍が落ち着き始めた頃からでしょうか,テレビやYouTubeでサウナの情報が頻繁に流れてくるようになり,もともと温泉や銭湯が好きだったこともあって,ブームに乗っかる形でサウナ通い(=サ活)を始めました。頻度はそれほど多くないのですが,月に2~3回程度は通っています。

 サウナの良いところは色々ありますが,私にとっては「何か考えてもいいし,何も考えなくてもいい」時間を確保できる,という点が魅力です。仕事柄,講義をしている時以外はほとんどの時間をPCの前で過ごしていますし,外出中や自宅でも常にスマートフォンが手元にあります。そうなるとどうしても,何か仕事の連絡は来ていないか,目新しいニュースはないか,といったことが気になってしまう性分なのです。サウナにはPCやスマホを持ち込むわけにはいきませんから,強制的に電子機器から離れてぼんやり頭を休ませたり,気が向けば何かを思索してみたり,やっぱりやめてみたり,自由です。

 お気に入りのサウナグッズも紹介しておきます。写真の左側はサウナハットと呼ばれるもので,熱気でのぼせたり頭髪がダメージを受けたりするのを防ぎます。私はまだまだにわかサウナ―(サ活をする人のことです)なので,これを被ることで比較的長い時間,サウナに籠ることができます。あとは,乾きの良いタオルがあると色々と重宝します。ただ,別にこれらの道具も必須ではなく,無いなら無いで体一つでふらっと行けば良いのです。サウナは自由です。

 サウナブームということもあり,最近ではサ飯(サウナ後に食べる食事のことです)が充実した施設も多くなっており,こちらも密かな楽しみです。写真のカレーは県内の某サウナで食べたものです。サウナで汗を流した後に美味しいサ飯を食べれば,心身ともにリフレッシュすること請け合いです。日々お疲れの方もそうでない方も,サ活,いかがでしょうか。

山根 嵩史