2023/05/14 第6回公認心理師試験

こんにちは。

暑さを肌で感じるようになってきました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

2023年5月14日(日)に第6回公認心理師試験が行われました。

今回の受験生から,公認心理師・新カリキュラムの第1期生が含まれております。

会場は東京or大阪。

受験生の皆様,誠にお疲れ様でした。

 

本記事では,特別に受験直後の受験生のお1人にインタビューができましたので,その模様をお伝えします。

 

インタビュアー:「試験が終わりました。今の率直な感想をお聞かせください。」

受験生:「はい。心理学のことに限らず一般常識や法律制度のことなど,幅広く知識を問われたように思いました。学生時代の全てを総動員させないと太刀打ちできない問題ばかりでした。」

 

インタビュアー:「6年間のすべてを問われる,本試験の凄まじさを感じます。そんな決戦にどのように備えておられたのでしょう。」

受験生:「正直に言うと始めは授業で得た知識の貯金で何とかなるだろうと。でもいざ対策を始めると,年々,公認心理師用の独自対策をした人にしか合格を与えないスタイル,つまり気になったことを自分で深堀りしていかないといけないものに変わっていると感じ,かなり焦りました。」

 

インタビュアー:「進めば進むほど深さを知る…まるで大海を宛ても無く泳いでいるような感じでしょうか。それでも泳ぐことをやめなかったあなたは立派です。さて,いざ迎えた当日。心境はどうでしたか。」

受験生:「体調を壊さずここに来ただけでも凄いという慰めマインドに変わっていました。

 

インタビュアー:「追い込むのも自分,慰めるのも自分というわけですね。もはや記憶などないのかもしれませんが,教えてください。試験中はどのようなことを考えていましたか。」

受験生:「『あのガイドライン見といてよかったー』,「あの先生の授業,まじめに聞いといてよかったー」,『定期試験頑張っててよかったー』,『心理学検定頑張っててよかったー』,『何でここ勉強しなかった!』,『この一問が合否を左右するのか?』と。私が総動員でした。」

 

インタビュアー:「脳内がとんでもなく忙しい状態ですね。こちらがハラハラしてきます。心も体も時間も使って臨んだ試験を無事終えた今,改めて公認心理師試験があなたに与えたものとは何でしょう。」

受験生:「試験の傾向が見えてくるにつれ,公認心理師に求めていることも感じ取れるようになっていった気がします。ありとあらゆる立場にある国民の心の健康の保持増進に寄与するため,「社会システムと連携」しながら取り組みなさいと,過去問と第6回試験問題からきつくお叱りを受けているように感じました。」

 

インタビュアー:「まるで試験と対話していたかのようです。問題集と,あるいは文字の背後にある筆者と心を通わせるなんて,これがカウンセラーなのでしょうか。驚きと感動を禁じ得ません。最後の質問になりました。資格を取ることがゴールではないように思います。あなたにとって公認心理師とは?」

受験生:「社会の渦の中にしっかりとポジションを置き,社会と連携・協働しながら,クライエントさんに支援を提供する存在だと思いました。一方で,クライエントさんと対話を重ね,クライエントさんと2人で,まだ見ぬ心の世界へと旅に出ることも公認心理師の在り方の1つとして大切にしたいと思っています。」

 

インタビュアー:「社会と協働する大きなコミュニティの一員,かつ,クライエントさんと2人で心の世界を探求していく同伴者でもあるということですね。本日はありがとうございました。今後の更なる活躍を期待しております。」

受験生:「ありがとうございました。」

 

いかがでしたでしょうか。

次回,第7回公認心理師試験。決戦の日は近い。