教職員コラム お題「私の研究テーマ」 武井 祐子

 許されるならば、ずーっと、赤ちゃんや子どもと一緒に遊び、その様子を観察して、自分のこころの動きにひたっていたい。赤ちゃんや子どもと一緒にいるとそれにともなって動く自分のこころの動きに驚かされることがいっぱいあります。

 臨床のトレーニングを受ける前から子どもの発達を支援する現場に出ることが多かったのですが、今もかわらず、臨床の中心は赤ちゃんと子どもです。そんな現場でのいろいろな出会いからはじまった私の研究テーマは「子どもの気質研究」です。話し出したら止まらない、もうずいぶんと長く取り組んでいる研究テーマです。その時々で中心となる内容は少しずつかわってきているのですが、今年でいったん区切りをつけようと思っている内容とこれからはじめようと思っている内容について少しお話します。

 今年の調査でいったん区切りにしようと思っている内容は、養育者(お母さんやお父さん)が子どもの気質特徴を理解して、その特徴に合った関わりを実践したら、その後、子育てをしていく上での気持ちや意識はどう変化するのかというもの。なかなか大きな内容ですが、調査をしてみると新しい発見や気づきがありました。

注 子どもの気質特徴に合ったベビーマッサージのパンレフレット(右)   子どもの気質特徴に合った親子ふれあい遊びのパンフレット(左)

 そして今年からはじめようとしている内容は、養育者(お父さんやお母さん)が子どもの気質特徴を理解して、その特徴に合った関わりを実践したら、子どもの発達はどのように変化していくのかというもの。数年かけての研究計画なので、うまく進められるのかドキドキしていますが、また新しい出会いがあると思うととても楽しみです。一人ではできない大規模で長い調査になるので、一緒に取り組んでくれる研究仲間と賛同してくれる現場の方々に感謝しながら、頑張って進めていきたいと思っています。

武井 祐子