本学科の進藤 貴子教授の長年のご活動に対して，岡山県警察本部長から感謝状が授与されました。学科教職員一同，心よりお祝い申し上げます。
以下の記事では，進藤先生にこれまでのご活動を振り返っていただきました。本学公式HPのニュースも是非ご覧ください。
岡山県公認心理師・臨床心理士協会を通じて、犯罪被害にあわれた方のカウンセリングを2010年から細々と担当させていただいています。はじめは恐るおそるお引き受けしたお役目でしたが、いつの間にか10年が経ち、岡山県警察から感謝状とメダルをいただきました。
活動する上で警察官の方とは常に連携し、時に弁護士の方と一緒に活動をさせていただくこともあります。他職種の方が心のケアについて理解してくださっていることで、目には見えないカウンセリングの仕事に専念することができています。
被害にあった衝撃や物心の損失は簡単に癒せるものではありませんが、せめて、被害後の日々をつなぐ橋渡しにわずかでもなれることを目指しています。
臨床心理学科を卒業して頼れる警察官になっている方が何人もあり、研修会などで再会するのは嬉しいことですし、一緒に被害者支援にあたることもあります。
顧問をさせていただいている本学サークル「かみひこうき」では、大学生の皆さんが、被害にあった方やご遺族のサポーターとして活動しています。このつながりから、ご遺族や関係者の講演を聞かせていただく機会も多々いただきました。犯罪被害にあうという体験をした方を遠巻きにせず、そこに居てかかわりあいを持てる人が増えると良いなあと思っています。