谷原弘之教授が「岡山県保健福祉部長表彰(精神保健福祉事業功労)」を受賞

 2019年11月7日(木)に、おかやま未来ホールで開催された第57回岡山県精神保健福祉大会において、臨床心理学科 谷原弘之教授が、「岡山県保健福祉部長表彰(精神保健福祉事業功労)を受賞されました。学科教職員一同、心よりお祝い申し上げます。

 

 この賞の受賞に至った主な功績は、長年にわたり、精神障害者の支援に従事したこと、働く人へのメンタルヘルス対策に尽力したこと、災害時においては、岡山県公認心理師・臨床心理士協会(旧岡山県臨床心理士会)の災害対策本部長として、行政や医療機関等と連携した被災者支援を行うなど、精神保健福祉の向上に貢献したことが認められました。公認心理師・臨床心理士としては、岡山県内で第1号の受賞となりました。

 

 このたびの受賞について谷原教授にお話を伺いました。

Q1.受賞の連絡を受けた時、どのようなお気持ちでしたか?

 これまでの活動が評価され、たいへんうれしく思いました。これまで、心理職での受賞者がいなかったこともあり、岡山県内で第1号の受賞者になれたことは、たいへん光栄であり感慨深いものがありました。

 

Q2.今後の抱負をお聞かせ下さい。

 公認心理師および臨床心理士として、これまでと変わらず地道な活動を続けていきたいと思います。加えて、心理職を目指す学生に対しては、臨床現場の実際を伝えつつ、バランス感覚をもった職業人になれるよう支援していきたいと思います。

 

Q3.最後に、これからの精神保健福祉分野の担い手となる若い方々に一言メッセージをお願いします。

 精神保健福祉分野では様々な取り組みが進んでいますが、精神障害をもたれた方は「ちょっとつらい時に誰かに話を聞いて欲しい」とか、「今のしんどい気持ちを誰かにわかって欲しい」といった、身近な困りごとが多く発生します。そんな時に、共感しつつも冷静に対応できるセンスを養って欲しいと思います。

 

 谷原教授のご健勝と益々のご活躍をお祈りいたします。