「うーん…。やっぱり、あんまり見えないなぁ…。」
大学からの帰り道、夜空を見上げて、よくこんな風に思います。何が見えないかというと
星です。
私の地元はとってものんびりとしたところ(=田舎)で、自然にも恵まれたところでした。
夏が近づいてくると蛍が飛び交い、川では鮎釣りが解禁される…そんなところでした。そして、夏ももちろんですが冬になると、夜空には多くの星が瞬いていました。学校の授業で使った星座早見表(というのでしょうか)を手元に、親にねだって買ってもらった天体望遠鏡で星をみながら、宇宙の大きさと自分の小ささを比較し、物思いにふけっていたようにも思います。(美化されているかもしれませんが…)
その地元を離れ、大阪に出てきたとき、ふと見上げた夜空には星がほとんど見えませんでした。「大阪には空がないのかな…」と高村光太郎の「あどけない話」が頭をよぎりました。
みなさんの地元の空はどんな空ですか。
*写真は地元にあるお寺の庭園です。私が「地元で好きな場所ベスト10」に入っています。