2019/1/23 岩淵千明先生・最終講義

 本日3限「社会心理学」は,学科の岩淵千明教授の最終講義でした。

 講義には,受講生の学科2年生だけでなく,岩淵ゼミの卒業生が他県から駆けつけてこられ,学科の助教も聴講させていただきました。 

  岩淵先生は2001年に本学に着任され,以降18年にわたり,学科で教鞭をふるってこられました。教育のかたわら,ご専門の社会心理学の領域でのご研究活動にも邁進され,ご在職中に各地での心理学学会でのご発表は積算100回以上にわたります。

 ご講義のなかでは,ご専門の社会心理学における理論を,実際に日々の生活のなかで体験する事象にむすびつけて明快に教えてくださいました。最終講義のなかで先生が学生の皆さんに贈られたメッセージを一部,ここにご紹介させていただきます。

 

 個別のリアリティと普遍性の両方からではないと人のこころはわからない。

 社会とは,他人がいる空間である。そのなかで出会う他人に,自分がどのように認知されるのか,自分の魅力をいかに人にアピールできるか。

 社会の様々な現象や仕組みに対して,知的好奇心をもち,40歳までは,がむしゃらに1つのことを見つけて,自分のレベルを上げ続ける努力をしてほしい。 

  

 岩淵先生,ご講義いただき,まことにありがとうございました。

 レベルアップした自分で,また先生のお話をお聞きできることを楽しみに,精進いたします。

(助教・竹内)