2018/9/9 ついにこの日が!!「第1回公認心理師国家試験」

 まずは,このたび北海道胆振東部地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに,被災された方々に心からお見舞い申し上げます。被災された皆様に一日も早く安心して過ごす時が戻りますよう心から願っております。

 さて,201899日(日),心理職で初の国家資格となる公認心理師の,初めての国家試験が実施されました。岡山会場には,県内のみならず,中四国の各県を中心に多くの受験者が集まり,緊張した面持ちで受験室に入室していました。本学科,本専攻の多くの卒業生や修了生も受験に臨んでおり,顔を合わせるとまるで学生の頃のような元気な笑顔で声を掛けてくれて,とても心が和みました。皆さん,ありがとう。

 試験は午前(10001200)と午後(13301530)で計4時間行われました。出題方式は全て多肢選択式でした。全ての選択肢が正しい(あるいは誤っている)ように見えることもしばしばあり,何度も選択肢の内容を比較しながら,最後は迷いを振り切るかのように「えいや!」と覚悟を決めてマークシートを塗りつぶしました(しかし,見直しでまた迷いが生じることもしばしば…)。受験された皆さん,手応えはいかがだったでしょうか。

 試験の出題基準が発表されてから約半年間,受験の準備を進めてきましたが,あらためて公認心理師の職域の幅広さを痛感しました。加えて,対人援助に関連する法律や制度等について,十分に理解できていなかったことを実感しました。法律や制度等は,社会情勢を踏まえながら見直されるため,その都度,アップデートしていく必要があります。「学び」に終わりはないですね。

 合格発表は11月末日です。「果報は寝て待て」と言いますが,結果を気にすることなく,落ち着いて,日々成すべきことに取り組むとともに,今後の準備と心構えを整えていきたいと思います。