2018/03/18 オープンキャンパス開催しました!

 春らしく,おだやかな雰囲気が漂う3月のオープンキャンパスに,今回,臨床心理学科の会場に高校生と保護者の方を含め合計96名の方がご来場下さりました。他県からもお越し下さった方々もおられました。ご来場下さった皆さん,まことにありがとうございました!

 今回は,今年度最後のオープンキャンパスとなりました。学生サポーターと教員総勢19名でお迎えし,学科での学びや体験,取得可能な資格についてご案内させていただきました。

 年度のはじめの方は,緊張しながらドキドキ対応させていただいていた学生サポーターの面々も回を重ねるごとに,より分かりやすい説明やよいタイミングでのお声掛けなど,スキルアップしてまいりました。

 「体験学習」のコーナーにて毎回ご好評をいただいている“箱庭療法体験”は,今回も多くの来場者の方が楽しんで下さいました。実際の心理療法ではセラピストが見守るなかで,クライエントさんがおひとりで作っていく箱庭ですが,オープンキャンパスでは,お友達同士や親子での作成も体験していただいています。

 来場者のみなさんは,思い思いにフィギュアを置いたり,また移動したりと,どのように箱庭を構成するかで夢中になっているご様子でした。担当者は,言葉でのやり取りの大切さと,物や形,色などのイメージを表現することや,共有することの面白さを来場者の方といっしょに体感させていただきました。

 

 学科紹介(公認心理師の説明含む)・ミニ講義の会場にも,多くの方々がおいで下さりました。まず,水子副学科長が心理職初の国家資格「公認心理師」・本学科のカリキュラムについて説明しました。公認心理師受験資格取得に必要な要件から,同受験資格を得るための充実したカリキュラムを本学科は準備中であることについておよそ30分にわたって説明しました。将来の進路に関わる内容ゆえ,来場者の皆さんは真剣な表情で耳を傾けておられました。

 その後,髙尾准教授による『コミュニティの困りごとを心理学的に解釈してみよう』と題するミニ講義が実施されました。心理学的な切り口から防犯について説明を加えた後,「人々はなぜ避難しないのか」という内容を中心に説明しました。生命にかかわるような事態でありながら人々が避難しないことがあるとすれば、それはなぜか。その点について,心理学的な立場から説明を行いました。

 次回のオープンキャンパスは,2018年6月17日(日)です。教職員ならびに学生サポーター一同,皆さんのご来場をこころよりお待ちしております!