教職員コラム お題「私が学生時代に大切にしたこと」益田芳樹

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 「私が学生時代に大切にしたこと」という表題からは外れますが、結果的に「学生時代に大切にしていたのかな?」ということを思い出してみます。

 「学生だから許される」ということは本当はないのでしょうが、社会人になると、様々な点で責任が生じることを恐れ、積極的な発言や行動をしなくなり、いい意味の人とのコミュニケーションが減ります。私の学生時代は先生や先輩などの年長者とのコミュニケーションを多くとる機会もあり、いろいろと叱られながらも指導してもらう。その場がキャンプであったり、酒を介してのノミュニケーションであったりもしました。自分が吞めなくてもその場の雰囲気でまた相手もお酒の力で本音のトークが出来ていたような気がします。

 読書は限られた人生の中で自分が経験できないことを学ぶことが出来る、という大きな利点がありますが、会話や討論等などの対人関係から得られる経験もまた読書とは違った得られがたい経験をふやすことが出来ると思います。

 学生時代に是非、先生や先輩に自分から積極的に近づき、いろいろな経験をする。どんな人でも年長者は多かれ少なかれいいものを持っており、それを奪い取ることは学生の特権なので是非、奪い取りましょう。

益田芳樹