4年に一度開催される国際心理学会議（The 31th International Congress of Psychology）が，7月24日から29日にかけてパシフィコ横浜で開催されました。
発表登録者数は実に7,894名に上り，95の国々の人々が会場に集結しました（大会HP参照）。
私は，避難行動要支援者の同居家族の方々を対象に行った調査結果をまとめ，“Preparing against natural disaster for people with special needs and their family members”と題して発表しました。海外からの参加者とは，今回の発表内容に関することに加え，その方の出身国の自然災害の状況について情報交換することができました。以前，北京で発表した際も質問して下さる方々がおられましたが，自然災害に対する関心はどの国においても強く，心理学的な視点が不可欠であることを実感しました。
心理学とはさほど関連がなさそうな「防災」というテーマでも心理学的な研究は十分可能です。臨床心理学を学びたい方はもちろんのこと，防災等の社会問題を心理学的視点から解決してみたい方，是非本学科の受験を検討してみて下さい。
