2016/5/27 旭川荘研修「事後研修」

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 川崎医療福祉大学では、学部学科を問わずすべての新入生が、入学後間もない5月に、社会福祉法人旭川荘での1日研修に参加します。

 旭川荘は、川崎学園の創設者である川﨑祐宣先生が1956(昭和31)年に設立された、現在では西日本/東アジアでも有数の総合医療福祉施設です。この研修は、「医療福祉人を育てる」という本学の理念のもと、学生のアイデンティティの醸成と修学動機の明確化を目的としており、昨年からは「医療と福祉」という必修科目の一部に組み込まれています。

 臨床心理学科の1年生は、520日に旭川荘研修に参加し、1週間後の527日にその「事後研修」がおこなわれました。3つの施設に分かれて研修に参加した学生たちは、さらに7~9人のグループに分かれ、研修前後の印象の変化や研修を通じた学びなどを話し合い、グループ発表をおこないました。

 医療福祉の現場に対して事前に多くの知識を持たない学生たちが、不安や恐れを抱きつつ施設を訪問して職員や利用者の方とふれ合い、新しい気づきを得てくれた様子がよく伝わってきて、担当教員としてとても嬉しく思う時間となりました。研修の引率を担当してくださった先生方、そして事後研修の場を共有し、心に響くさまざまなコメントを伝えてくださった先生方、ほんとうにありがとうございました。

 臨床心理学科で学ぶ学生のみなさんが、この研修での体験や思いを、これからの学びにつなげ、将来に生かしてくれることを期待しています。