教職員コラム お題「私が学生時代に大切にしたこと」齊藤由美

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 みなさん、はじめまして。1年目の齊藤です。

 さて、私が大学時代に大切にしていたのは「興味のあることは、実際に動いてみる。」ということです。とはいえ、最初は勇気がなく、なかなか一歩が踏み出せませんでした。そんな私の背中を押してくれたのは、ゼミ担当の先生でした。

 その先生はとても怖くて…。例えば、レポートを提出すると…一読された後、「わかってるな。」と返され、その後は無言…という感じでした。(なので、いつもレポートを提出する時には、胃が痛くなっていました…。)

 その先生に卒論のテーマを提出すると、やっぱり「これではダメ!」と一蹴…。落ち込む私に、珍しく優しい口調で「実際にあなたが動けそうなことで、興味があることはないのか?」と聞いて下さり…。そこでの話がきっかけで、精神障害のある方々と素敵な出会いをし、様々なことを学ばせて頂きました。

 その時の先生の問いかけがなかったら、「興味はあるけど…」で止まってしまい、実際に動いてみるということは出来なかったかもしれません。そして、実際に動いてなかったら、私の人生においてとても意味のある出会いや出来事は、経験できなかったかもしれません。となると、今とは全く別の人生で、こうやってコラムを書くことはなかったかもしれませんね。

 なんだか大げさかもしれませんが、みなさんも興味があることは、実際に動いて見てください。(私もそうでしたが…)最初は勇気が必要かもしれませんが、「動いて見ればなんとかなる!次につながる!」と思います。

 みなさんの大学生活が充実したものになることを願っています。

齊藤由美