11月9日(土)に行われた岡山心理学会 第72回大会にて,本専攻の修士2年生 川須 悠莉 さんと修士1年生 上原 昇馬 さんが「発表奨励賞」を受賞されました。「発表奨励賞」は,事前に提出する学会抄録,および当日のプレゼンテーションに基づいて審査が行われ,優秀な発表に対して授与されます。お二人の研究手続きの堅実さやアイデアの新規性が受賞に繋がりました。
受賞者のお二人にインタービューを行いました。
川須 悠莉 さん(修士2年生)
Q1. 発表奨励賞の受賞について,率直な感想をお願いします。
このような名誉ある賞をいただくことができるとは思いもよりませんでした。福岡欣治先生をはじめとする先生方のご助言無くして研究を進めることはできなかったと思います。誠にありがとうございました。
Q2. 研究発表の際に意識したことや,特に気を付けて準備をしたことがあれば教えてください。
馴染みのない概念を多く扱っていることを踏まえ,伝わりやすさを意識しました。口頭で説明をする際,現象をイメージできるように具体例を使いながら説明しました。
Q3. 今回発表された研究の一押しポイントを教えてください。
どうすれば適応的な意味づけができるのかに着目した点です。研究結果を踏まえて,ネガティブな体験をしたときに他者からの支えがあることの重要性を再確認しました。
上原 昇馬 さん(修士1年生)
Q1. 発表奨励賞の受賞について,率直な感想をお願いします。
この度は、発表奨励賞を賜り、心より光栄に存じております。学部3年次から一貫して取り組んできた研究が評価され、努力が結実したことに深い喜びを感じております。本受賞を励みに、今後も一層精進してまいります。また、本研究を支えてくださった先生方のご指導とご支援に、改めて感謝申し上げます。
Q2. 研究発表の際に意識したことや,特に気を付けて準備をしたことがあれば教えてください。
ポスター発表では、初めに「研究の問い」を提示し、相手の興味を引くよう努めました。また、状況に応じた説明ができるよう、研究の要点を1分で伝えるショートバージョンと、3~4分で説明するロングバージョンの両方を準備し、相手に合わせた説明ができるように心掛けました。
Q3. 今回発表された研究の一押しポイントを教えてください。
本研究では、学生アルバイトにおいて、自己成長や貢献感が、給与などの外的報酬以上に学生の自律的な動機づけを高めることが明らかになりました。さらに、学生がアルバイトに「情熱的なエネルギー」を持つことが、仕事中の疲労やストレスの軽減にもつながることが示されました。
川須さん,上原さん,誠におめでとうございます! お二人の今後の益々のご活躍を祈念しております。