この度、藤森旭人著「小説・漫画・映画・音楽から学ぶ 児童・青年期のこころの理解 精神力動的な視点から」をミネルヴァ書房から出版する次第になりました。
児童・青年期におけるこころの発達や病理、障害について精神力動的な理解を深めることを目的に本書を執筆しました。難解であると思われがちな精神分析の理論や概念を理解するために、身近にある小説や漫画、映画、音楽を用いています。
以下に本書で使用している具体的な作品をいくつか挙げます。
<小説>
湊かなえ「告白」
伊坂幸太郎「重力ピエロ」
<漫画>
浦沢直樹「20世紀少年」「21世紀少年」
井上雄彦「リアル」
岸本斉史「NARUTO-ナルト-」
浅野いにお「ソラニン」
<映画>
「千と千尋の神隠し」
「誰も知らない」
「17歳のカルテ」
<音楽>
コブクロ「太陽」
BUMP OF CHICKEN「涙のふるさと」「メーデー」「ギルト」「オンリーロンリーグローリー」
Mr. Children「週末のコンフィデンスソング」
などなどです。
なお、本書は本学科の専門科目である「教育心理学」や「児童・青年心理学」でも使用します。上記の作品に興味がある方や、現場で児童・青年期に関わっておられる教育者・援助者、そして大学で心理学を学びたい高校生などにぜひお読みいただきたいおすすめの一冊です。