竹内 いつ子

 さまざまな心理療法の1つに、創作表現を用いた「表現療法」があります。色や形、絵画やコラージュなどのイメージの表現は、相手や自分の気持ちや考えを知るヒントにもなります。イメージ表現やその内容について話し合うシェアリングを通して人と人のコミュニケーションがいかに深まっていくのか、それが私の研究テーマです。イメージ表現に触れるなかで、言葉だけでなく、五感や想像に着目していくことは、さまざまな人のこころを理解しようとしていくときに、きっと役に立つと思います。