Q 臨床心理学科を卒業すると臨床心理士になれますか?
本学科卒業後に自動的に取得できる資格ではありません。本学科を卒業後、日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院の修士課程または専門職大学院に進学し、その課程を修了することで臨床心理士資格認定試験の受験資格を得ることができます。本学の大学院は同認定協会認定の第1種指定大学院(修了後の実務経験なしで受験が可能)であり、開設以来多くの臨床心理士候補を輩出し、本学出身の臨床心理士有資格者は120名を超えています(平成27年4月現在)。岡山県内の臨床心理士は約360人であり、そのうち約6人に1人が本学出身者です。臨床心理士についての詳細は、日本臨床心理士資格認定協会や日本臨床心理士会、岡山県臨床心理士会など、資格に関連する団体のホームページ等をご参照ください。
Q 大学院修了後の就職先は?
本学の大学院には、定員を上回る求人があり、就職率100パーセントとも言える状況です。場合によっては求人情報をいただきながらお断りしなければならないこともあります。したがって、大学院生の修了後の希望にもよりますが、就職は十分可能です。また、本学卒業生、修了生が働いている職場も多く、新規増員や欠員補充の募集情報もたくさん入ってくる非常に恵まれた環境にあります。ちなみに、本学大学院出身者は、県内外の医療機関、福祉施設、県、市などの臨床現場への就職に多くの実績があります。県内の主な就職先の例は次の通りです。
[医療機関]
川崎医科大学附属病院、川崎医科大学附属川崎病院、岡山県精神科医療センター、林道倫精神科神経科病院、岡山大学病院、等
[福祉関連施設]
旭川荘(旭川荘療育・医療センター、情緒障害児短期治療施設津島児童学院、旭川乳児院、愛育寮、いづみ寮、等)、ひまわりの会、等
[公務員]
岡山県精神保健福祉センター、岡山市こども総合相談所、岡山市こころの健康センター、岡山市発達障害者支援センター、岡山市善隣館、等
Q 臨床心理士にはどんな人が向いていますか?
人の心に興味がある人、何か同じ体験や行動をしても、そのときの心の動きや感じ方に敏感な人が向いていると考えられます。いろいろ考えることが好きな人、人と関わることが好きな人、ボランティアや誰かのために何かしたいという気持ちの強い人も向いていると思われます。
Q スクールカウンセラーになれますか?
スクールカウンセラーになるためには、 臨床心理士、精神科医、または児童生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識及び経験を有する大学の教員といった条件があります。文部科学省による調査では、現在スクールカウンセラーの8割以上が臨床心理士となっています。よって、本学科を卒業後、本学大学院臨床心理学専攻等の指定大学院の修士課程や専門職大学院を修了し、臨床心理士資格認定試験に合格すれば、スクールカウンセラーになる道がひらかれることになります。スクールカウンセラーとして活躍する本学出身の臨床心理士も多くいます。
Q 臨床心理士は非常勤の職場が多いと聞きますが、実際のところどうですか?
本学に関して言えば、年によって異なるため、一概に非常勤就職が多いとは言えません。心理職は臨床心理士資格取得後も引き続きの学びと経験が重要であり、就職時に非常勤として採用されても、経験を積めば積むほど常勤職として迎えられるケースが数多くあります。非常勤で就職したらそれがずっと続いてしまうという業界ではありませんので、道を定めたら真摯に研さんに励むことが常勤職への近道です。なお、先に示した大学院修了後の就職先はすべて常勤職や正規職員採用であり、ほとんどが大学院修了時の新卒での採用です。もちろん、常勤職に就いた場合であっても、新しい社会情勢に応えるためには、常に研修や研さんを積んでいく必要があります。 
Q 病院の心理職とはどんな仕事をするのですか?
それぞれの病院によって必要とされることが違ってきます。患者への心理検査が主になるところもあれば、カウンセリングや心理療法が主になるところもあります。また、両方を同じくらい求められることもあります。また、病院によっては企業や病院の職員のメンタルヘルスといった予防に関わるような仕事を任されることもあります。職場によって、臨床心理士、臨床心理技術者、心理カウンセラーなど、職名はさまざまです。
Q 福祉施設の心理職とはどんな仕事をするのですか?
福祉に関係する施設は多様です。児童相談所などの相談機関であれば、子どもや保護者の相談・判定業務が主となりますし、精神保健福祉センターや発達障害者支援センターなどの機関では、精神障害や引きこもりに関する相談支援や発達障害を持つ方への相談支援が主となります。高齢者施設や児童福祉施設、障害者支援施設であれば直接的に利用者の生活や活動に関わる支援が主となります。日常生活や日中の仕事・活動に心理学的な視点から関わり、支援する仕事です。子どもが対象の施設であれば、リハビリテーションや療育といった、発達を伸ばすような関わりをすることもあり、こちらは小学校や中学校の特別支援教室での教育的関わりと少し似ているかもしれません。これらの領域でも、職場によって臨床心理士、心理判定員、児童心理司、心理指導員、支援員など、職名はさまざまです。.jpg)
