リハビリテーション学科NEWS HEADLINE 

2010.08.29 地域医療、地域ケアと他職種連携のワークショップに参加して    
      作業療法専攻3年生 大野泰裕

 8/29から8/30にかけて、岡山県真庭市湯原で行われた地域医療、地域ケアと他職種連携のワークショップに、リハビリテーション学科3年生の4名が参加してきました。この事業は、岡山大学、川崎医療福祉大学、旭川荘厚生専門学校の学生が参加し、地域での医療に対する問題やチーム医療における他職種間の連携について現場の声を聞いてそれに対して様々な職種で構成さ れたグループで討論を行い、それを発表するというワークショップ形式で行われました。

 初日はまず、湯原温泉病院にて、湯原地区における地域医療の実態についての講話を受けました。湯原は岡山県の北部に位置し、南部の岡山市や倉敷市に比べ過疎化が進んでいるほか、高度医療施設が南部に集中しているため早期の高度医療が受けられない状況があり、介護者の高齢化や医師不足などへき地における様 々な問題があります。その中で、医療・福祉を必要としている方々に、地域で安心して生活できるために地域にある社会的資源や制度を有機的に結び付けることや、同じ地域に住んでいる隣人としての医療がキーワードになってくると感じました。

 ワークショップではまず、問題提起が主催者から提示され、それについてグループ内で1時間討論し、power pointでまとめました。グループでは、各職種の視点からみた意見やアプローチの仕方などを伝えてまとめてきました。その中で様々な立場からの意見を聞き、同種の対話では考えつかない興味深い知識を知ることができたほか、自分の専門の知識をどうやればだれもが理解してもらえるだろうかと考えさせられました。それぞれのグループが発表し、積極的に質問や意見が他のグループから上がり、白熱した論議となりました。

この後に改めて自己紹介の時間がもうけられ、自己紹介とともに自分の思いを語る会がありました。参加した全員が自分の夢や目標について熱く語り、だれもが席を外さずに聞き入るほどの熱い内容であり、この研修に参加されている人たちの志の高さがうかがえて、自分にとってもとても刺激になるものでした。ま た、プログラムがすべて終了した後の温泉や宿舎でもお互いに意見を交換したり、職種についての質問をするなどワークショップに劣らない濃密な時間を過ごすことができました。

今回の研修を総括して、なにより一緒に学ぶ楽しさを共有できたことが1番の収穫だと思っています。それぞれ他職種同士の専門的な知識を必要とすることで連携を図ることも大事ですが、初めてこうして集まった同士がそれぞれ異なった視線であっても結局はそれがすべて患者さんや利用者さんのよりよい生活のために意見を出し合えたことがよかったのではないかと思っています。今後チーム医療がますます叫ばれる中で、今回の研修で培ったものが実際の現場で生かすことができ、また他の人と共有できればより良い医療が築かれると思っています。

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