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2006.06.02 第41回日本理学療法学術大会

2006年5月25〜27日に群馬県前橋市のグリーンドームにて第41回日本理学療法学術大会が開催され,本学科理学療法専攻の教員も演題を発表してきました。天候は五月晴れとはいかず、雨が降ったり止んだりでしたが、会場では、どのセクションにおいても活発な質疑応答が交わされていました。

そのうちの一つをご紹介します。

背もたれと骨盤の位置関係が坐骨部荷重ピークと位置のずれ幅に与える影響
小原謙一 江口淳子 渡邉 進

褥瘡発生の原因は,力学的な面からは長時間の圧迫,剪弾力(ずれ応力),打撲等と言われており,褥瘡予防の観点から,ずれ応力について検討することの臨床的意義は強いと思われます。しかし,そのずれ応力を計測するセンサーは市販化されておらず,座位姿勢がずれ応力に及ぼす影響について検討した報告は見当たりません。

そこで,本研究の目的は,圧力分布測定器を用いて,背もたれと骨盤の位置関係が椅子座位時の坐骨部周囲の座圧分布に与える影響を力学的に検討し,実験モデルを用いて坐骨部周囲にかかるずれ応力を推定することでした(図を参考にしてください)。

その結果、荷重ピーク値は,背もたれにもたれることで有意に低値を示し,骨盤を前方へ移動させて体幹を後方傾斜させた方がより低値を示す傾向でした。また,ずれ応力の推定値は,基準位置では,骨盤を前方へ移動させた方が基準位置よりも高い値を示しました。これらは,背もたれとの距離が近い位置で背もたれにもたれることが,坐骨部への荷重は少なく,また,ずれ応力は少ないため,褥瘡予防上有効であることを示唆していました。

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