リハビリテーション学科NEWS HEADLINE 
 
2009.04.01 4人の新しい先生が着任されました。


作業療法専攻 教授 石井 鐐二 先生

                              
燃え上がらせ、燃え上がってみたい
 この度、リハビリテーション学科において学生教育、研究に携わるチャンスをいただきました。また、健康管理センター長として学生の健康管理にも関与するようにとのご下命もいただきました。心を新たにし、その職責を果たして参りたいと思います。
 私は、41歳の時に、川崎医科大学脳神経外科教授として倉敷へ参りました。そして、あっという間に24年が過ぎてしまいました。頭蓋底外科と脳卒中の外科を専門とする臨床医でありましたが、大学の方針によって学生教育を最優先にやって来ましたため、現在の生活に違和感を全く感じておりません。
 記憶力と体力は歳とともに確実に衰えていることは認めなければなりませんが、総合力ではまだまだ若い者に負けないぞという気持ちが私にはあります。学生諸君のエネルギーを思い切り吸い込んで、彼らとともに学び、彼らを燃え上がらせてみたいものと念じています。そして、もっと大切なことですが、主体性を持ちつつも協調性に富んだ、患者さんの心の声を理解できる優しい医療人になってくれるようにと願いつつ、彼らと付き合って参りたいとも思っています。
 自分で言うのも気恥ずかしいのですが、私の趣味は多岐に亘ります。若い頃からテニスにスキー、近年はゴルフと、一言で言えば体育会系人間です。医学生のときにはテニスの県選手権で何度か優勝し、国体にも出ました。私の青春時代で誇れるものはテニスだけです。そんな私でしたが、倉敷へ来てから少し変わりました。絵画、陶芸、音楽という素晴らしい世界を発見したからです。自分でやるのではなく、鑑賞するだけです。倉敷や岡山で開かれるコンサート、展覧会などは余程のことがない限り、欠かさぬことにしてきました。今は、音楽ではクラシックとオペラ、絵では17世紀前半のフランスの画家ラ・トゥールにはまっています。長い休みが取れたときには、世界中どこへでも出かけて行きます。特にラ・トゥールの真作は40点に満たないとされていますから、所蔵する美術館を少しずつ訪ね、ラ・トゥール全点踏破を目指しています。実はゴールが間近になっていますから、ラ・トゥールオタクと言われても仕方がありません。あと、趣味といえるかどうかはわかりませんが、四つ脚で歩く娘(ラブラドール・レトリバー)との散歩と庭いじりがあります。
 皆さんは、高知競馬のハルウララををご存知でしょうか。さすがに引退したようですが、最終コーナーを回って鞭を入れてもなかなかスピードが上がらず、一度も優勝できなかった馬です。まるで今の私にそっくりです。そんな私ですから、どうぞお手柔らかに、よろしくお願いいたします。

理学療法学専攻 講師 吉村 洋輔 先生


 リハビリテーション学科に関係するみなさん、はじめまして。2009年1月よりお世話になっています吉村です。本学科の4期生として入学し、その後9年間、学部生や院生としてお世話になりました。大学院までを含め9年間、本学で学ばせていただきました。
 昨年までは工学部の研究室で自由気ままな生活をしておりました。医療系の臨床現場、教育現場においても明るいニュースよりも暗いニュースの方が多い厳しい時代に、気ままにいろいろな場所でいろいろな経験をさせていただけたものだと思います。これまで支えて下さった多くの人に感謝しています。
 4月からは新入生の担任業務をさせていただくことになり、適度な緊張感の中で仕事をさせていただいております。これからも健康な身体を維持し、色々なことにchallengeしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

理学療法学専攻 講師 石田  弘 先生


 私は、本科の1期生として卒業した後、東京の病院で5年間勤務しました。その後、岡山に戻り、本学の大学院に進み、同時に地域の診療所で仕事もしていました。そして、この春に大学院博士課程を修了し、この度、リハビリテーション学科にお世話になることになりました。
 私にはこれまでの臨床で職場の医師から聞いて心に残っている言葉が二つあります。一つは「教科書以上に目の前の患者さんから学ぶことの方が多い」ということ、もう一つは「患者さんの訴えを良く聞いて、やるべきこと、できることは何でもやればいい」ということです。患者さんを中心に考え、人と関わっているということを念頭において理学療法を行う重要性を示してくれた言葉です。いずれも、その一言を聞いたときにハッとし、反省したことを覚えています。
 今後は、教員として学生に教えるという立場になりますが、知識・技術のみではなく、上記のような基本的なことの大切さも伝えられればと思っています。偉そうなことを書きましたが、私自身も学んでいくことはまだ多く、今後も自己研鑽に励み成長していきたいと考えています。どうぞ宜しくお願いいたします。

理学療法学専攻 助教 大坂  裕 先生


 はじめまして。この度、4月よりリハビリテーション学科に勤務させて頂きます大坂と申します。僕は、当学科の6期生として平成16年に卒業してから、5年間理学療法士として臨床を経験しました。学部生の時は自分が教職に就くなど想像もしていませんでしたが、病院勤務とともに、実習生指導や、研究・発表を行っていくうちに自分自身の視野を拡げたいと思い、大学院進学、そしてこの4月より教員としてお世話になることになりました。
 僕が勤めていた病院は回復期病棟を中心としたリハビリテーション病院であり、主に脳血管障害、整形外科疾患に対する治療を学びました。また、5年間で出会った先生、療法士の方々や患者様に、様々なことを教えて頂いたと思います。この経験を活かして、大学時代にお世話になった先生方と一緒に働けることを誇りに思いながら、大学の発展にわずかでも尽力出来ればと考えております。また、学生の皆様には臨床の大切さ、面白さを伝えたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

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