日本レセプト学会第4回国際学術大会で受賞

2023年3月5日(日)に開催された日本レセプト学会第4回国際学術大会にて、4年次生が「優秀賞」、「奨励賞」をいただきました。

受賞者のみなさん

昨年12月の卒業研究発表会終了後、学会発表に向け、改めてスライド作りや発表原稿の作成を行いました。ちょっぴり苦手な英語でしたが、卒業前に克服するため敢えて英語での発表にチャレンジしました。同じ意味であってもニュアンスが異なる単語には大変苦労したようですが、大きな自信につながったようです。入職後も機会があれば、ぜひ学会発表にチャレンジしてみてください。

以下、受賞後の感想です。

この度は第4回国際学術大会優秀賞を受賞することができました。初めての学会発表は、自分の研究を学外で発表できるとても貴重な機会となりました。英語での発表は少しばかり不安がありましたが、難しいことや苦手なことに挑戦したことで大きな達成感がありました。
就職してからも困難なことがあると思いますが、身につけたチャレンジ精神で乗り越えて行こうと思います。学生生活最後の良い思い出をありがとうございました。

受賞タイトル

優秀賞 “Current status and issues related to understanding AED–Aiming to improve AED use rates–“

奨励賞 “Issues in Medical Insurance Coverage of Infertility Treatment –The Necessity of Understanding and Accurate Knowledge in Society–“

奨励賞 “Development of an interactive and dialogic game for medical secretarial students to promote self-awareness and support communication in job interviews”

授業紹介(対人コミュニケーション演習)

対人コミュニケーション演習は2年次生の必修授業です。

この授業では医療人としてよりよい対人関係を形成する必要性を学び、医療秘書として働く上で、必要なコミュニケーション能力の基本的なスキルを習得することを目的としています。

演習では少人数のグループを組み、役割を決めて、医療従事者や患者との様々な場面や状況を設定し、それに応じた接遇を想定したロールプレイを行います。演習後はディスカッションを行い、求められるよりよい接遇について学んでいます。

初めは控えめでしたが、どうしたらよいか分からず困った患者や怒りを表す患者など、各自与えられた役になりきったロールプレイが徐々にできるようになりました。

5月から始まる実習では、授業で習得した学びをぜひ活かしてください。

秘書検定準1級対策講座

秘書検定準1級筆記合格者へは実技試験対策の指導を行います。

指導をしてくれるのは、「秘書検定サークルgo for it」のメンバーです。指導をする準備として日頃から勉強会を開き、指導者としてのブラッシュアップを常に行っています。

秘書検定サークルメンバー指導中

対策講座ではまず個人指導を行います。そして受験直前には模擬の試験会場を準備し、受付から実技試験終了までの一連を想定しての指導を行います。

指導開始前から終了するまでの期間において、どのように進めていくかや教室予約、受験者や指導者の授業を配慮した時間の確保等について詳細な計画を立てて、準備を進めます。このように様々な段取りをマネジメントしながら進めていくことは、チーム医療を支える医療秘書には欠かせない技能です。受験者のみなさんの合格をお祈りしています。

がん登録実務 初級者認定試験

がん登録実務初任者認定試験の合否結果が発表されました。

国立研究開発法人国立がん研究センターが主催する当該試験は、医療機関等において、がん登録の実務者やこれから携わる予定の者に対し実施しています。今回もCBT(会場型コンピュータ試験)で実施されました。コロナ禍ということもあり、資格試験においては徐々にこのような方式も導入されてきているようです。

合格した4年次生

医療秘書学科では、診療情報管理士認定試験を受験した後、4年次にチャレンジしています。授業への出席、卒業論文の執筆、就職試験の傍ら合格を目標にコツコツ頑張った成果が実を結びました。

準備に時間を十分に割くことができず不安があったようですが、それでも限られた時間の中で前向きに全力で取り組み、合格通知を手にすることができた学生は、「とても達成感があり、最後まで諦めずに頑張ってよかった、資格取得で得た知識を入職後に役立てたい」と語ってくれました。

合格おめでとうございます。卒業後もさまざまな資格取得を目指して頑張ってください。

現代医学教育博物館見学

ゼミの時間に川崎医科大学「現代医学教育博物館」を見学しました。

鏡視下手術の模擬体験

現代医学・医療に関する教育を目的として設立された博物館では、体のしくみや様々な疾病について、パネルや模型、ビデオなどを用いて分かりやすく展示・説明されています。また館内では、クイズを解きながら楽しく学ぶことができます。

クイズを解きながら学びました

以下、学生の感想です。「実際に標本の見学や鏡視下手術の模擬体験をすることで、座学では学べない内容を理解することができ、とても貴重な体験になりました。」

「臓器の標本を見学し、臨床医学の授業などで習った疾患がどのような病気なのかを理解した上で、見学することが出来たので勉強になりました。」

「実際に臓器の標本を見学して、自分と年齢の近い方も多く疾患を患っていることを知り、改めて健康であることのありがたみを感じました。実際の標本を通して、どのように症状として表れるのかがわかりました。標本ではないと分からない発見もあり、とても勉強になりました。」

授業紹介 診療報酬事務演習Ⅱ(4年次生)

4年次生は、現在卒業論文の執筆に大忙し。しかし、医療機関への入職の準備も欠かせません。

診療報酬事務演習Ⅱの授業では、公費負担医療や自賠責保険・労災保険、そして介護保険についての知識やスキルを身につけることができます。医療機関での勤務を前に、知識のブラッシュアップも兼ねており、選択授業ですが、受講の希望者が多い科目です。

請求点数等を診療報酬請求書へ記入をしています
先生の説明を聞き逃さず、しっかりメモを取っています

現在、「総括関連業務(編綴含む)」を学んでいます。総括関連業務とは、診療報酬明細書(レセプト)を医療保険の種別等に分けて請求書に記入し、ルールに沿って並べるという一連の業務です。細かなルールもあり、少し戸惑いながらも一生懸命に取り組んでいます。

卒業研究中間報告会

卒業研究中間報告会が開催されました。

研究の中間報告(グループ研究)

卒業研究は、授業で学んだことや学外実習での経験等を通して興味を持ったこと、疑問を抱いたことから各自が問いを設定し、その問いに対して科学的なデータや先行研究を用いながら論証を進め、明らかにすることから考察を導く一連の過程を学ぶもので、その成果は卒業論文としてまとめられます。

3年次生も熱心に参加

中間報告会では、研究の進捗状況を報告し、教員からの気づきや今後の研究過程についてのアドバイス等をいただきました。研究活動にはこれまでの学習成果を総括して主体的に取り組んでいます。

提出日まで、あと2ヵ月。余裕を持って仕上げましょう。

就職ガイダンス2022

就職ガイダンスが行われました。密を避けるため、ハイブリッドで実施。3年次生は対面で、2年次生は自宅から遠隔での参加となりました。

前半は今年度の求人や就職内定状況、就職活動スケジュール、採用試験のポイントなどの説明を受け、後半は内定を勝ち取った在学生や医療の現場で活躍する卒業生からアドバイスをいただきました。3年次生は筆記試験のこと・面接試験のことなど、聞き漏らさぬよう忙しくメモを取っていました。

在学生からのアドバイス

初めての就職活動を迎えるに当たって、不安もたくさん。しかし、数ヶ月後にはスタートしなければなりません。後悔することなく希望通りの職場から内定がいただけるよう、十分に準備をして臨んでください。

8 月オープンキャンパス

オープンキャンパスが開催されました。今回も多くの参加者をお迎えすることができました。

医療秘書学科の掲示・展示教室

今回の掲示物は、就職試験に臨んだ4年次生へのインタビュー内容が中心でした。

4年次生のサポーター

学科のことをもっと知りたい高校生のみなさんから、学校生活やサークル活動、実習、寮生活など多岐にわたるご質問をいただきました。サポーターの学生が分かりやすく説明していましたので、さらに医療秘書学科のことを深く理解していただくことができたことと思います。

4年次生のサポーターのみなさんは今回が最後のオープンキャンパス。いつも笑顔で来場者の皆さんを迎え、案内してくれました。サポーターとしての経験はきっといつかどこかで役に立つことでしょう。今まで大変お世話になり、ありがとうございました。