21世紀に入り、本格的な高齢社会を迎えています。国民一人ひとりが健やかに暮らしていける生活を望んでいます。その実現のためには、健康科学についての高度な専門知識と運動指導能力を持つ人材の育成が不可欠です。健康体育学は、健康の保持と向上と生きがいを促進する役割を果たすものです。本専攻では、必要不可欠な水準の運動能力を形成し、かつ向上するための健康体育学領域を研究し、将来の指導者に必要な知識と技能を身につけていきます。
本専攻では、運動学・生涯スポーツ医学・健康学・健康教育学および学校教育学の5つの分野を軸に、ライフスタイルが健康に与える意義と効果について学びます。一人ひとりの健康水準の維持増進を、運動・スポーツ・正しい食生活とライフスタイル・健康教育などから研究し、個々に役立つ健康科学の教育・研究を行います。健康を、医療の面からだけでなく日常的な健康学習の中から取り組んでいく新しい学問として、健康体育学の体系化を深めます。
