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2021/08/02 ニュース 認定看護師教育課程(B課程)卒業式

2021年7月15日(木)、遠隔ではありますが認定看護師教育課程(B課程)1期生の卒業式を挙行いたしました。

1期生は昨年4月に入学しましたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延のため、半年間の休講を余儀なくされ、様々な制約を受けながらの研修でしたが、研修者の努力と研修生を支えた多くの方のご協力により卒業式を迎えることができました。


卒業式では、卒業証書授与の呼名の後、看護実践・キャリアサポートセンター 山田佐登美センター長から「新型コロナウイルス感染症のパンデミックのなかで、様々な制約を受けながらの状況下で、自身の強みを活かしお互いを気にかけながら研修に真摯に取り組む姿に、さすが専門職業人だと感銘を受け、教育課程をやり抜いた皆さんに敬意を表します。これからも自分で考え行動する力を蓄え、他者に助けを求めることを厭わず、認定看護師としての看護実践を切り開いていただきたい」とエールを送られました。また、来賓である 岡山県看護協会宮田明美会長から「治す医療から支える医療が求められる社会の中で、高度急性期から在宅まで社会のニーズに応えられる看護師が求められている。これまでに培われた看護を基盤とした上に研修を積み重ね、より高い専門性を持つ認定看護師に期待が寄せられています。まずは、研修を乗り越えた自分自身を労い、これからの活躍を期待しています」との祝辞をいただきました。続いて、総合医療センター猶本良夫病院長から「研修が修了し、これからはパイオニアとしての苦労もあるかと思う。ドラッガーは上からの命令で動くのではなく、プロフェッショナルとして、現場で常に正しい判断を行い、仲間と協働して実践を行うことが専門職であると述べている。これからも日々精進して、認定看護師としての役割を発揮してください」と激励をされました。

そして、秋山祐治副学長は、「コロナ禍の中、多くの関係者の協力のもと、研修ではeラーニングを駆使した研修等で乗り切ることができました。しかし、様々なトラブル等でご迷惑をおかけしたことも事実であり、今後のためにも是非、フィードバックをいただきたい。チーム医療の中で、専門性の高い看護実践を行う認定看護師の役割に期待が寄せられている。現場で活躍されることを楽しみにしています。また、ぜひ、川崎学園を母校と思っていただきたい」と挨拶をされました。

その後、卒業生代表から「1年前、コロナ禍の中、不安を抱えながらの入学であったが、センター職員、教員、仲間の支えにより乗り越えることができ、人間的にも成長できたのではないかと感じている。研修では、論理的に説明することが求められる中、自分の未熟さに悔しさも感じたが、同じ志を持つ仲間と議論するなど貴重な経験ができ、財産であると感じている。これからも仲間と協力し、認定看護師として一層努力していきたい」決意を述べられました。
最後に、参加いただいた来賓の方々をご紹介し、激励のお言葉をいただきました。


卒業生は、10月に行われる認定試験に臨むべく、それぞれの臨床の現場へ戻り、認定看護師にむけての更に学びを深めていくこととなります。