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2019/03/18 ニュース 2018年度 看護師特定行為研修修了証書授与式

2019年3月12日、多くの来賓の皆さまと、川崎学園関係者の皆さまにご臨席を賜り、2期生9名が修了式を迎えました。 

共通科目では、320時間にも及ぶeラーニングの中で、細胞レベルまで深く生体について学習し、患者の健康問題に対して病態を予測する為の医学的な知識や身体診察の技法を学びました。区分別科目では、特定行為に直結する具体的な専門知識と技術を、直接医師から指導をしていただきました。何度も丁寧に教えていただいた事により、OSCE試験に全員合格できました。その後、集大成として行った臨地実習では、複雑な病態を辿る患者のアセスメントに悩む事も多く、高度な技術を要する行為はなかなか感覚を掴むことができませんでした。しかし、指導医の先生に常に傍で見守っていただけた事で乗り越える事ができました。タイムリーな実践によって状態が改善していく患者の姿を見て、「特定行為の意義」を実感し、医師と責任を分担しながら行う「特定行為の責任」について多くの学びを得て、研修を修了しました。

私自身も特定行為実践者として日々の臨床の中にいますと、特定行為を臨床に活用することは、実は看護の専門性を発揮することに繋がっているということを実感します。今年度修了を迎えた9名の研修生とともに、実践の成果を形にし、国民のニーズに応えていけるよう努力していきたいと思います。