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2018/12/25 川崎医療福祉大学 市民公開講座を開催

本学では、昨年度から川崎医科大学総合医療センターの川﨑祐宣記念ホールを会場とした市民公開講座を行っています。

今年度は12月8日(土)に「なぜ今!日本は幼児教育・保育に本気なのか?」をテーマとして行い、245名の参加がありました。

開催にあたり、今回のコーディネーターである飯田淳子社会連携センター長が、挨拶と講師の紹介をされ、続いて子ども医療福祉学科学科長の橋本勇人教授が「現在の子どもをめぐる政策について」と題し、乳幼児期の教育・保育に関する政策と背景についての解説をされました。

次に、臨床心理学科の進藤貴子教授が「子どもの心を支える立場から―思春期までの育ちを考える―」と題し、幼児期に育まれた心身の土台が、児童期・思春期の行動や社会性の広がりにつながることや、養育者との信頼関係が思春期の自己コントロールと関連があることを、様々な例を挙げながら話されました。

最後に、川崎医療短期大学 医療保育科副主任の重松孝治講師が「誰もが育つ園生活に向けて―発達障がいのある子どもへの支援―」と題し、インクルーシブ保育の考え方のもと、あらゆる子どもが育つ園生活に向けて、発達障がいのある子どもにどのような支援が必要であるか、また保護者や周囲の子どもたちへのかかわりについて、実際の事例を紹介しながら説明されました。

参加者は「大変わかりやすく、勉強になった」「即仕事に役立つ話だった」「県外からの参加だったが、わざわざ来てよかった」など、皆さん満足された様子で会場を後にされました。

次年度も引き続き総合医療センターのご協力のもと、市民公開講座を継続して開催する予定です。

(庶務課)