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2017/12/14 川崎医科大学総合医療センター 開院1周年記念「川崎医療福祉大学 市民公開講座」を開催

本学では、今年度からの新たな試みとして、川崎医科大学総合医療センターの川﨑祐宣記念ホールを会場とした市民公開講座を行いました。

第1回目として、総合医療センターの開院1周年を記念して12月9日(土)に「今、子どもの育ちのひずみに向き合う」をテーマとして行い、子育て世代の方々や小・中・高等学校の教員の方々など103名の参加がありました。

開催にあたり、今回のコーディネーターである飯田淳子社会連携センター長が、挨拶と講師の紹介をされ、続いて医療福祉学科の諏訪利明准教授が「発達障害の理解と支援」と題し、発達障害者にはどういった特徴があるのかを具体例を挙げながら説明されました。発達障害の子どもたちの支援の前に、まずは「障害=単なる躓き」という障害についての正しい理解を持ち、それぞれの子どもの特徴や違いを知ることが重要である旨を話されました。

次に、同学科の直島克樹講師が「子どもの貧困の実態とその支援」と題し、日本の貧困の実態や、貧困が子どもにもたらす様々な影響について説明されました。子どもの居場所づくりや既存の地域を超えたつながりの構築の必要性、そのためには単なる見守りでは解決せず、支援が機能するための仕組みづくり、まずは「私がつながる」ことが大切である旨を話されました。

参加者は「大変わかりやすく、勉強になった」「仕事で役立つ内容だった」「来てよかった」「こういう機会を続けていただきたい」など、皆さん大変満足された様子で会場を後にされました。

本学では、次年度も総合医療センターのご協力のもと、市民公開講座を継続して開催することを検討しております。

(庶務課)