生涯学習・公開講座 News&TopicsNews&Topics

2016/07/13 2016年度 川崎医療福祉大学第2回公開講座を開催

本学では、今年度の年間テーマを「見つめてみようMy Life」と定め、計3回の公開講座を予定しています。第2回は、「大学で体験!動いて、作って、癒されて」というテーマで、6月18日、25日、7月2日(土)に全3話シリーズで開催し、それぞれの専門の立場から講座を行いました。

第1話目は「健脚づくりの運動実践」というテーマで、健康体育学科の桃原司講師が担当され、事前にお申し込みをいただいた32名が参加されました。

講座はまず、体育館第2アリーナで普通歩行の速度を計ることから始まりました。次に体力測定室で、加齢により下半身の筋量は減少しやすく、歩幅も小さくなるため、普段から目標を持って、歩幅と脚の回転数(歩行速度)を意識して歩くことが大切である等の説明を受けました。最後に桃原ゼミの学生と共に脈拍を測りながら、脚の筋トレと5分間のウォーキングを行いました。参加者は「日頃歩くことが少ないので楽しかった」「適切な運動のための自分の脈拍数がわかってよかった」など、大変満足された様子でした。
第2話目は「身体に優しいおやつ作り~孫と楽しむひとときのために」というテーマで、臨床栄養学科の藤澤早美准教授が担当され、お申し込みをいただいた21名が参加されました。

調理実習室を会場に、「炊飯器でポン!おからバナナケーキ」「甘酒の美肌アップリン」「レンジで簡単!アレンジ蒸しパン」「ごぼうのなめらかチョコムース」のレシピを学びました。藤澤ゼミの学生も手伝い、協力し合って約1時間でおやつを作り、その後みんなで試食しました。参加者は「簡単にヘルシーなおやつが出来たので、孫と夏休みに作って楽しみたい」「ぜひ、こういう実践型の講座をお願いしたい」など、心もお腹も満たされたご様子でした。

第3話目はリハビリテーション学科の田中順子准教授が「音楽といやしの時間」というテーマで開催される予定でしたが、諸事情により急遽、本学非常勤講師の若尾裕先生がご講演をされ、参加者は42名でした。

若尾先生はまず、「音楽といやし」というテーマではあるが、「いやしの音楽」というものは存在しない、と話されました。何に癒しを感じるかは個人差があり、好きな音楽を聴くのがその人にとっての癒しとなるという観点で、様々な音楽を紹介しながら音楽療法にはどんなものがあるのかを説明されました。講座の最後には手足を使って、雨が降り始め、激しくなって上がるまでを表現する「雨乞い」という音遊びを行いました。ときにユーモアを交えながらの貴重なお話に、参加者からは時に笑いがこぼれ、大変楽しい講座になりました。

今年度は11月5日(土)に第3回公開講座「『がん』を取り巻く医療の現状」を予定しております。ご期待ください。

(庶務課)