2月29日(土)・3月1日(日)TEACCHトピックセミナーにつきまして、感染症への対策をしたうえで開催を予定していましたが、今般の新型ウイルスの感染拡大防止のため、大学の判断により中止とさせていただきます。
ご予定いただいておりました皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
今回のテーマでのセミナー開催など、今後につきましては、決まり次第、大学ホームページにてご案内させていただきます。
また、今回お申込みいただいている皆様には、中止をお知らせするハガキをお送りいたしますのでご確認ください。
開催日が迫ってのご連絡となり、大変申し訳ございません。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
大会長 諏訪 利明
自分が自閉症に出会ったばかりの頃と比較すると、自閉症は、いろいろな点で変化していることを痛感します。ASDと呼ばれるようになりましたし、思った以上に高機能の人が多いこと、そしてその有病率は毎年増加傾向にあり、それまで支援を考える必要のなかったところでも、支援を必要としている人たちが大勢いることがわかってきました。自閉症に対する考え方や方法論もどんどん変化しています。今回のトピックセミナーでは、「TEACCHとその関連領域」と題し、ABA(応用行動分析)とPCIT(親子交流療法)について学び、TEACCHとの「統合」をテーマに考える機会を用意しました。何のことだろう?と思う人たちもどうぞご参加ください。新しいTEACCHの方向性に導かれて、きっと意義ある機会になることと思います。参加される皆さんたちと、一緒に私たちも学ぶことができたら、と思います。
川崎医療福祉大学 社会連携センター
TEACCH Autism Program 諏訪利明
行動分析学は、行動がなぜ起こり、どうしたら変化するのかという問いに答えるものです。行動分析学が生まれて、半世紀以上が経つ中で、たくさんの実験や研究が行われ発展してきました。その成果を人間社会の行動の問題に応用したものが、応用行動分析(ABA)と呼ばれる学問です。ABAは、自閉症の治療教育から始まり、現在では特別支援教育のみならず、経営や経済、心理・医療リハビリなど様々な分野に応用されています。
今本繁 先生
Parent-Child Interaction Therapy(PCIT:親子相互交流療法)とは、2~7歳の子どもとその親を対象とする心理療法です。親子間の豊かな相互交流や安定した関係構築を目指すCDI (Child Directed Interaction)、親が効果的なしつけの方法を学ぶPDI(Parent Directed Interaction)の二段階で構成され、子どもの問題行動や親の育児困難の改善に効果があるとされています。
古川心 先生
ASDをめぐるTEACCHとその関連領域
2020年2月29日(土)10:00~17:30
2020年3月1日(日)9:30~12:00
川崎医療福祉大学 講義棟2階2601教室 (大学「交通アクセス」はこちら)
開会
シンポジウム コーディネーター 重松孝治(川崎医療福祉大学)
2日目はシンポジウムとなります。まずは前日の講演内容について、参加者からの質問に各講師の先生方に答えていただきます。そして後半はTEACCHとABAまたは、TEACCHとPCITをどのようにコラボレーションしていくかについて、講師同士、そして参加者との意見交換を行います。エビデンスが証明される様々な方略をどのように組み合わせながら、より質の高い支援を進めていくかについて参加者の皆様とともに考える機会を持って行きたいと考えています。
総括
自閉症の支援に関わる専門職の方、保護者、学生 等
8,000円(当日、受付でお支払いください)
参加ご希望の方は、フォームから申し込みください。
または、ちらしの申込用紙に必要事項をご記入の上、セミナー事務局まで郵送でお送りください。2020年2月以降に順次、聴講券(はがき)をお送りいたします。参加費は当日受付にてお支払いください。
2020年1月31日(金)まで
社会連携センターTEACCH Autism Program
k-teacch@mw.kawasaki-m.ac.jp(お問い合わせ)
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