看護師特定行為研修

平成27年10月1日から、診療の補助として看護師が手順書により21区分38行為の特定行為を行うことが可能になりました。看護師が手順書により行う特定行為を標準化することにより、今後の在宅医療等を支えていく看護師を計画的に養成していくことを目的としています。特定行為を行う看護師には、指定された機関での特定行為研修の受講が義務付けられています。

川崎学園では、平成28年4月に「看護実践・キャリアサポートセンター」を設置し、学園の理念を踏まえ、学園の総合力と資源を活かし、10区分17行為の特定行為研修に取り組むことになりました。特定行為研修の指定機関として厚生労働省に認可申請し、平成29年2月27日に指定を受けましたので、平成29年4月から研修を開始しています。

看護師特定行為研修 募集要項はこちら

厚生労働省より、平成29年2月27日に特定行為研修の指定機関として認可されました

呼吸管理コース

高度急性期・急性期治療領域では、病態の緊急度ならびに重症度が高い患者に対して循環動態、呼吸動態、電解質の管理等の早期介入で重症化予防を図る。また、在宅や外来、療養病棟等で日常的に医療が必要な患者に対し、人工呼吸器をはじめとする医療機器装着中の患者の管理、全身状態の管理等により状態の悪化防止、異常の早期発見と対処を行い、安全で安心できる療養生活が継続できるように支援するために、手順書による医師の指示の下、検査、処置等を行うことを目指す。高度急性期・急性期治療領域、在宅医療においてニーズの高い「呼吸器(気道確保に係るもの)関連」及び「呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連」「呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)」関連と、その評価に関する「動脈血液ガス分析関連」、更に「「栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連」、「栄養に係るカテーテル管理(PICC管理)関連」、「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」の区分を必修とする。

創傷・ろう孔管理コース

急性期を含む医療機関から在宅などの様々な場において褥瘡やその他の慢性創傷が発生した患者やろう孔のある患者に対し、高度な創傷管理の早期介入で重症化を予防する。特に在宅や外来では日常的に医療が必要な患者に対し、重症褥瘡などの創傷管理、ろう孔管理、水分出納、栄養状態の管理の提供により、安全で安心できる療養生活が継続できるように支援するために、手順書による医師の指示の下、病態を確認、判断して必要時には特定行為を行うことを目指す。
 創傷・ろう孔管理コースにおいてはニーズの高い「創傷管理関連」、「ろう孔管理関連」、「腹腔ドレーン管理」、「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」を必修とする。

共通科目・区分別科目カリキュラム

共通科目

科目名 教育方法 時間 総時間数
臨床病態生理学
  • 講義 (e-learning)
  • 演習
  • 筆記試験
  • 44
  • 2
  • 1
47
臨床推論
  • 講義 (e-learning)
  • 演習
  • 実習
  • 筆記試験
  • 35
  • 8
  • 1
  • 1
45
フィジカルアセスメント
  • 講義 (e-learning)
  • 演習
  • 実習
  • 筆記試験
  • 39
  • 3
  • 2
  • 1
45
臨床薬理学
  • 講義 (e-learning)
  • 演習
  • 評価
    36
  • 9
  • 1
46
疾病・臨床病態概論
  • 講義 (e-learning)
  • 演習
  • 評価
  • 51
  • 8
  • 1
60
医療安全学
  • 講義 (e-learning)
  • 演習
  • 実習
  • 筆記試験
  • 19
  • 9
  • 1
  • 1
30
特定行為実践
  • 講義 (e-learning)
  • 演習
  • 実習
  • 筆記試験
  • 23
  • 15
  • 8
  • 1
47
  • 講義 (e-learning)
  • 演習
  • 実習
  • 筆記試験
  • 247
  • 54
  • 12
  • 7
320

特定行為区分別科目

【呼吸管理コース:5名】

特定行為区分別科目 特定行為名 教育方法と時間
1 呼吸器(気道確保に係るもの)関連
  • 経口用気管チューブ又は経鼻用 気管チューブの位置の調整
講義
実習
評価
7
13
2
22
2 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
  • 侵襲的陽圧換気の設定の変更
  • 非侵襲的陽圧換気の設定の変更
  • 人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静剤の投与量の調整
  • 人工呼吸器からの離脱
講義
演習
実習
評価
13
21
24
5
63
3 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
  • 気管カニューレの交換
講義
実習
評価
10
9
2
21
4 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
  • 中心静脈カテーテル抜去
講義
実習
評価
8
9
1
18
5 栄養に係るドレーン管理(末梢留置型中心静脈カテーテル管理)関連
  • 末梢留置型中心静脈カテーテルの挿入
講義
実習
評価
8
11
2
21
6 動脈血液ガス分析関連
  • 直接動脈穿刺法による採血
  • 橈骨動脈ラインの確保
講義
実習
評価
7
20
3
30
7 栄養及び水分管理に係る輸液による補正
  • 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
  • 脱水症状に対する輸液による補正
講義
演習
実習
評価
12
13
8
3
36

【創傷・ろう孔管理コース:5名】

特定行為区分別科目 特定行為名 教育方法と時間
1 腹腔ドレーン管理関連
  • 腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺を含む)
講義
実習
評価
10
10
1
21
2 ろう孔管理関連
  • 胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換
  • 膀胱ろうカテーテルの交換
講義
実習
評価
19
26
3
48
3 創傷管理関連
  • 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
  • 創傷に対する陰圧閉鎖療法
講義
実習
評価
30
39
3
72
4 栄養及び水分管理に係る輸液による補正
  • 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
  • 脱水症状に対する輸液による補正
講義
演習
実習
評価
12
13
8
3
36
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